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恒生電子、子会社が多額の罰金支払いを命じられる
2016.12.14 12:47
恒生電子(600570.SS)は14日、100%子会社の杭州恒生網絡技術服務有限公司(恒生網絡)に対する中国証券監督管理委員会(CSRC)の行政処分内容が確定したと発表した。CSRCは恒生網絡が提供してきたP2Pネットワークの恒生HOMSシステムを通じ、ライセンスを持たない業者による証券業務が拡大したと指摘。恒生網絡が同システムを通じて違法に手数料収入などを得ていたとし、違法所得分として総額1億986万6872元の没収と、罰金3億2960万618元の支払いを命じている。
一方で恒生電子によると、恒生網絡は2016年11月末で約207万元の債務超過にあり、1-11月で赤字を計上するなど財務状況が厳しいことから、今回の処分を履行することは難しい状況。また、恒生電子や従業員持ち株会などが恒生網絡に出資した総額2億元の投資も実質的に損失が発生しているという。
仮に処分に従って違法所得分と罰金を支払った場合、恒生網絡の2016年末の債務超過額は4億2202万元に膨らみ、同年の純損失は4億2169万元に拡大する見通し。また、恒生電子の2016年末の純資産も大きく減少し、通年で約3億4900万元の減益要因になるという。
恒生網絡は異議申し立ても含め、関連規則や実際の経営状況に基づき、必要な措置を講じていくとしている。
(同件につきましては、2015年9月8日付「CSRCが子会社を処分」、2015年8月19日付「CSRCが子会社を調査へ」をご参照ください)
【出所】上海証取サイト上の公告(2016/12/14)
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