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【12月13日の香港市場】
2016.12.13 18:06
主要指数いずれも3日ぶりに小反発。ハンセン指数は前日比0.06%高の2万2446.70ポイント、H株指数は0.21%高の9719.94ポイント、レッドチップ指数は0.34%高の3703.79ポイントだった。メインボードの売買代金は前日に比べ約17%減少し、概算で643億9600万HKドル。「港股通」(本土からの香港株投資)はいずれも買い越しとなり、買越額は上海経由が6100万元、深セン経由が5億700万元だった。
ニューヨーク市場はダウ平均が6日続伸し、再び過去最高値を更新。外部環境は引き続き良好だが、米連邦公開市場委員会(FOMC)が迫り、本日の香港市場は手控えムードが強かった。昨日大幅安となった上海総合指数が本日も朝方から軟調だったことを受け、香港の主要指数もこれに追随するかたちで下げ幅を広げた。上海総合指数が後場で下げ幅を縮め、小幅高で終了すると、香港もこれを追う展開。香港の主要指数はザラ場こそ小幅安で終了したが、いずれもクロージング・オークション・セッション(CAS)で上げに転じた。商いは薄く、メインボードの売買代金は4日ぶりに700億HKドルを下回った。
ハンセン指数の構成銘柄では原油相場の上昇を好感し、石油株が堅調。中国石油天然気(00857.HK)が上昇率1位の5.30%高だったほか、中国海洋石油(00883.HK)が1.56%高、中国石油化工(00386.HK)が0.89%高。このほか石炭株の神華能源(01088.HK)が1.02%高だった。昨日の下落率1位だった百麗国際(01880.HK)は反発し、本日は上昇率4位の1.58%高だった。また、テンセント(00700.HK)が0.64%高。豊富なゲームコンテンツやSNSと海外進出計画を背景に、複数のアナリストが目標株価を引き上げたことが材料視された。
一方、昨日の上昇率1位だった利豊(00494.HK)が利益確定売りに押され、本日は下落率2位の1.41%安。また、ニューヨーク市場で金融株が売られたことが逆風となり、HSBC(00005.HK)が1.08%安。中国本土系の銀行株は大手格付け会社から不良債権比率の上昇が指摘されたことを受けて軒並み軟調。香港系の不動産株や銀行株は、香港ドルの1カ月物HIBOR(香港銀行間貸出金利)がさらに上昇したことを受け、総じて売られた。(中国部・千原)
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