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【12月13日の中国本土市場】

2016.12.13 17:17

 主要指数は小幅に反発した。上海市場は上海総合指数が前日比0.06%高の3155.03ポイント、B株指数は4日ぶりに上昇し、0.53%高の344.49ポイントだった。深セン市場は深セン成分指数が4日ぶりに反発し、0.28%高の1万332.27ポイント。B株指数は3日ぶりの反発で、0.66%高の1133.97ポイントだった。両市場の売買代金は前日比で約3割も減少し、概算で4580億元にとどまった。なお、「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は4億9300万元の買い越しに転じた。「深股通」(香港経由の深センA株投資)は連日の買い越しで、買越額は12億5100万元に上った。

 本土市場は前日急落した反動もあり、本日は5割半の銘柄が上昇。上海総合指数は前場こそ軟調だったが、後場に入り下げ幅を縮めると、中盤からは前日終値を挟んでもみ合い、わずかに反発して引けた。国家統計局が発表した11月の消費・生産・投資の各統計が概ね堅調な内容だったことで、景気先行きの不透明感が後退。また、中央経済工作会議の開催が近いとの観測から、政策期待が広がった。一方で引き続き需給不安は根強く、全般的に上値が重い地合いとなった。

 国有企業改革への期待感から、中央企業系列の上場企業が概ね堅調だった。中国船舶(600150.SS)が7.39%高、中船防務'A'(600685.SS)が7.03%高、船舶重工(601989.SS)が3.66%高、中国船舶動力(600482.SS)が2.30%高など、特に国有造船大手の傘下企業が動意付いた。混合所有制改革(民間資本の導入)で注目されている通信大手の中国聯合網絡通信(600050.SS)が6.16%高、非鉄大手の中国アルミ'A'(601600.SS)が4.62%高。石油大手の中国石油化工'A'(600028.SS)はガスパイプライン事業の改革進展が好感され、0.91%高。同社も含めて原油高を追い風にエネルギー・資源セクターが堅調で、中海油田服務'A'(601808.SS)が2.54%高、中国石油天然気'A'(601857.SS)が1.84%高となった。個別ではハイテク株の欧菲光科技(002456.SZ)が2.39%高。筆頭株主が株式分割(無償交付)の実施を取締役会に提案したことが買い材料になった。

 一方、住宅販売面積の伸びが11月に大きく減速したこと受け、不動産株の一角が軟調。上海市北高新'A'(600604.SS)が5.18%安、深セン振業(000006.SZ)が1.87%安、保利房地産(600048.SS)が1.65%安、万科企業'A'(000002.SZ)が0.85%安。また、メディア株の游族網絡(002174.SZ)は当局から業務改善命令を受けたことから、3.17%安に沈んだ。これまで民間保険大手から積極的に買われてきた国有大手の一角が軟調。建設最大手の中国建築(601668.SS)が3.12%安と利益確定売りが続いた。

 なお、B株市場はA株に連れ高し、幅広い銘柄が上昇。上海B株では恒天凱馬(900953.SS)が2.07%高、上海匯麗建材(900939.SS)が1.83%高など、純粋B株の上昇が目立った。深センB株では鉄鋼セクター全般に上昇を追い風に本鋼板材(200761.SZ)が2.87%高で引けた。(中国部・畦田)

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