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【12月9日の中国本土市場】
2016.12.09 17:36
主要指数はまちまち。上海市場は上海総合指数が反発し、前日比0.54%高の3232.88ポイント。B株指数は続落し、0.28%安の349.54ポイントだった。深セン市場は深セン成分指数が続落し、0.20%安の1万789.62ポイント。B株指数は4日ぶりに反落し、0.21%安の1162.52ポイントだった。両市場の売買代金は前日に比べ約7%増加し、概算で4867億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は2億2300万元の売り越しに転じた一方、「深股通」(香港経由の深センA株投資)は4億2300万元の買い越しだった。
上海総合指数は小安く寄り付いたが、前場の中盤で上げに転じ、その後も上げ幅を拡大。後場の序盤で本日の高値を付けた後は、終盤まで上げ幅を縮めたが、取引終了間際に再び騰勢が強まった。ただ、上海市場全体では下落した銘柄の方が多かった。深セン市場は全体の6割近くの銘柄が下落した。本日発表された11月の物価統計は、消費者物価指数(CPI)と生産者物価指数(PPI)のいずれも市場予想を上回ったが、株式市場への影響は限定的だった。
上海A株市場は国有資産改革を手がかりに政府系の大型株が買われ、上海総合指数の上昇に寄与。中国建築(601668.SS)が8.70%高、宝山鋼鉄(600019.SS)が4.54%高、交通銀行'A'(601328.SS)が4.23%高、中国人寿保険'A'(601628.SS)が4.12%高だった。
深センA株市場は食品株の一角が大幅高となり、三全食品(002216.SZ)がストップ高だったほか、双塔食品(002481.SZ)が6.66%高。「深股通」の売買代金ランキング上位10銘柄に頻繁にランクインする家電株も買われ、美的集団(000333.SZ)が3.67%高、格力電器(000651.SZ)が2.85%高だった。
B株市場は上海と深センのいずれも全体の6割あまりの銘柄が下落した。(中国部・千原)
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