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【12月7日の香港市場】

2016.12.07 18:39

 主要指数は小幅に続伸した。ハンセン指数は前日比0.55%高の2万2800.92ポイント、H株指数は0.62%高の9829.58ポイント、レッドチップ指数は0.15%高の3740.36ポイント。メインボードの売買代金は前日比で約3%増加し、概算で625億700万HKドル。「港股通」を通じた香港株投資は上海経由が4億1400万元、深セン経由が3億5600万元の買い越し。

 前日の米国株市場でダウ平均が小幅に続伸し、過去最高値を更新。また欧州中央銀行(ECB)理事会を間近に控え、欧州リスク軽減に向けた金融当局の動きに対する期待感も広がった。こうした外部環境を受け、本日の香港市場は引き続き堅調な地合いとなり、主要指数は小高くスタート。その後はH株やレッドチップ指数は瞬間的にプラス圏を割り込む場面もみられたが、大引けにかけて再び持ち直し、主要指数はいずれも小幅高で取引を終えた。

 ECB理事会を前に欧州金融大手のHSBC(00005.HK)が3.31%高と続伸し、ハンセン指数構成銘柄の上昇率1位。大手投資銀行がレーティングを引き上げたことが好感され、指数の上昇に貢献した。「深港通」(深セン・香港ストック・コネクト)が無難なスタートを切ったことで、香港・本土間の金融取引の活発化が期待され、中国金融国際(00721.HK)が8.13%高、東英金融投資(01140.HK)が7.92%高、中銀香港(02388.HK)が1.89%高、東亜銀行(00023.HK)が0.76%高など、香港に本拠を置く金融株の一角が上昇。

 また、中国人民銀行(中央銀行)による中期流動性ファシリティ(MLF)を通じた資金供給が支えになり、本土系銀行株も堅調だった。鄭州銀行(06196.HK)が2.10%高、中国民生銀行(01988.HK)が1.62%高、中国農業銀行(01288.HK)が0.92%高。このほか、国内需要の回復を織り込み、鞍鋼(00347.HK)が9.86%高、馬鞍山鋼鉄(00323.HK)が7.35%高、首長国際(00697.HK)が1.81%高など、鉄鋼セクターが買われた。

 一方、香港地場系の金融株が堅調の中で、香港交易所(00388.HK)が逆行安。今年の売買代金が昨年に比べて大きく縮小しており、これが嫌気されてハンセン指数構成銘柄の下落率1位となる1.42%安に沈んだ。また、住宅販売の減速感が意識され、本土系不動産株が概ね軟調。瑞安房地産(00272.HK)が0.54%安、雅居楽集団(03383.HK)が0.94%安、中国海外発展(00688.HK)が0.22%安だった。(中国部・畦田)

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