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【12月7日の中国本土市場】
2016.12.07 17:18
主要指数はそろって上昇。上海市場は上海総合指数が4日ぶりに反発し、前日比0.70％高の3222.24ポイント。B株指数は続伸し、0.60％高の350.77ポイントだった。深セン市場は深セン成分指数が4日ぶりに反発し、0.70％高の1万855.71ポイント。B株指数は続伸し、0.65％高の1164.39ポイントだった。両市場の売買代金は前日に比べ約4％増加し、概算で4376億元。「滬股通」（香港経由の上海A株投資）は買い越しに転じ、買越額は2億1600万元。「深股通」（香港経由の深センA株投資）は17億7900万元の買い越しだった。
上海総合指数は小安く寄り付き、その後は総じて軟調に推移した。前場の終了間際に上げに転じ、3200ポイントを回復。後場は一本調子で上げ幅を広げ、本日の高値付近で引けた。上海市場の上昇銘柄は全体の8割あまりに上った。深セン市場は全体の8割近くの銘柄が上昇した。ただ、商いは低迷し、両市場合計の売買代金は2日続けて4000億元台だった。
上海A株市場では鉄鋼株の上昇が目立ち、方大スチール（600507.SS）が5.73％高、馬鞍山鋼鉄'A'（600808.SS）が5.72％高。鋼材価格が急騰していることに反応したもようだ。また、卸小売株も買われ、永輝スーパー（601933.SS）が7.54％高、新華百貨商業【売付のみ】（600785.SS）が5.29％高。電子商取引（Eコマース）の第13次5カ年計画（2016～2020年）が近く発表されるという報道が手がかりとなったもようだ。報道によると、政府は農村でのEコマースの普及に注力するという。
深センA株市場でも鉄鋼株や卸小売株の上昇が目立った。鉄鋼株では鞍鋼'A'（000898.SZ）がストップ高。卸小売株では華聯商廈（000882.SZ）、歩歩高連鎖（002251.SZ）、天虹商場（002419.SZ）がストップ高だった。
上海B株市場の上昇銘柄は全体の9割に達した。時価総額の大きな内モンゴル伊泰石炭'B'（900948.SS）が上昇率2位の2.33％高となり、上海B株指数の上昇に寄与した。深センB株市場は全体の8割近くの銘柄が上昇。本鋼板材（200761.SZ）が上昇率2位の2.85％高だった。（中国部・千原）
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