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【12月6日の中国本土市場】
2016.12.06 17:15
主要指数はまちまち。上海市場は上海総合指数が小幅に3日続落し、前日比0.15％安の3199.64ポイント。B株指数は3日ぶりに反発し、0.46％高の348.65ポイントだった。深セン市場は深セン成分指数が小幅に3日続落し、0.04％安の1万779.76ポイント。B株指数は3日ぶりに反発し、0.31％高の1156.79ポイントだった。両市場の売買代金は前日に比べ約18％減少し、概算で4199億元。「滬股通」（香港経由の上海A株投資）は3億9700万元の売り越しだった一方、「深股通」（香港経由の深センA株投資）は19億3900万元の買い越しだった。
上海市場は方向感を欠く展開。小安く寄り付いたものの、すぐに上げに転じ、前場の中盤で本日の高値を付けた。その後は前日終値を挟んで一進一退。後場の終了間際に節目の3200ポイントを割り込み、大台を維持できずに引けた。終値で3200ポイントを下回ったのは12日ぶり。上海市場は全体の5割半の銘柄が上昇したものの、大型株が重荷となり、上海総合指数はわずかに下落した。深セン市場も上昇銘柄の方が多かった。両市場合計の売買代金は今年11月1日以来の5000億元割れとなった。
上海A株市場では時価総額の大きな銀行株、石油株、保険株が総じて軟調となり、上海総合指数の重荷となった。昨日は下げが目立った証券株も、その多くが続落した。非鉄金属相場が下落したことを嫌気し、江西銅業'A'（600362.SS）が3.61％安、中国アルミ'A'（601600.SS）が3.19％安。原油相場の上昇を背景に、コスト増への不安から航空株も軟調。中国東方航空'A'（600115.SS）が3.04％安、中国国際航空'A'（601111.SS）が2.66％安、中国南方航空'A'（600029.SS）が2.54％安だった。
深センA株市場でも非鉄金属株の下げが目立ち、銀泰資源（000975.SZ）が2.97％安、雲南銅業（000878.SZ）が2.77％安だった。
上海B株市場は全体の7割近くの銘柄が上昇。なかでも純粋B株の上げが目立ち、恒天凱馬（900953.SS）が3.41％高、黄石東貝電器（900956.SS）が3.33％高、大化集団大連化工（900951.SS）が3.00％高、上海匯麗建材（900939.SS）が2.80％高、上海凌雲実業（900957.SS）が2.70％高となり、上昇率1～5位に並んだ。B株改革を意識した買いが入ったもようだ。深センB株市場の上昇銘柄は全体の6割近くに上った。（中国部・千原）
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