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【12月5日の中国本土市場】
2016.12.05 17:13
主要指数はいずれも続落。上海市場は上海総合指数が前営業日比1.20%安の3204.70ポイント、B株指数が0.41%安の347.03ポイント。深セン市場は深セン成分指数が1.17%安の1万784.33ポイント、B株指数が0.74%安の1153.15ポイント。両市場の売買代金は先週末に比べ約15%減少し、概算で5110億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は13億9200万元の売り越しだった。本日から始まった「深股通」(香港経由の深センA株投資)は27億1100万元の買い越しだった。
先週末のニューヨーク市場でダウ平均が4日ぶりに反落したうえ、イタリアの憲法改正が国民投票で否決され、本日の中国本土市場は手控えムードが強かった。本日から「深股通」が始まり、材料出尽くし感から証券株が幅広く売られた。上海総合指数は低く寄り付き、前場は下げ幅をやや縮めたものの、後場は節目の3200ポイントを挟んで一進一退。かろうじて終値で大台割れを回避した。上海市場は全体の6割の銘柄が下落。深セン市場は全体の5割あまりの銘柄が下落した。
上海A株市場では証券株が幅広く売られた。なかでも小規模証券会社の下げが大きく、太平洋証券(601099.SS)がストップ安だったほか、東呉証券(601555.SS)が4.10%安、東興証券(601198.SS)が4.04%安。大手では中信証券'A'(600030.SS)が2.93%安、国泰君安証券(601211.SS)が1.69%安だった。また、原油相場の上昇を好感して先週末まで続伸していた二大石油株がそろって反落し、中国石油天然気'A'(601857.SS)が2.79%安、中国石油化工'A'(600028.SS)が2.36%安。保険株も総じて軟調。銀行株はまちまちだった。
米国次期大統領のトランプ氏が南シナ海での中国の行動をツイッターで批判。これに先立ちトランプ氏は台湾の蔡英文・総統と異例の電話会談に臨んでおり、米中の関係悪化に対する懸念が強まった。これを受けて軍需関連の中船防務'A'(600685.SS)が3.48%高。一方、「シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード」(一帯一路)の関連銘柄が売られ、中国鉄建'A'(601186.SS)、中国交通建設'A'(601800.SS)がストップ安となった。
深センA株市場では、格力電器(000651.SZ)が利益確定売りに押され、ストップ安。証券株が軒並み下落し、広発証券'A'(000776.SZ)が6.31%安、長江証券(000783.SZ)が5.12%安だった。
上海B株市場と深センB株市場はいずれも全体の7割の銘柄が下落した。(中国部・千原)
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