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吉林奇峰、親会社が同社H株の非公開化を計画
2016.12.02 14:22
吉林奇峰（00549.HK）は12月1日、非公開化（上場廃止）を目的に親会社の吉林化織集団有限責任公司（持ち株比率50.01％）が同社H株へのボランタリー・オファー（公開買付）を実施すると発表した。1株あたりの提示価格は1.097HKドルで、引き上げられることはない。内資株主にも1株あたり0.975元で公開買付を提案している。吉林奇峰は業績不振が続いており、非公開化を通じて完全子会社に置くことで支配力を強化し、経営立て直しに向けた支援を強化するためと説明。H株株主にとっても時価を上回る価格で現金化できるとしている。
H株の買付価格である1.097HKドルは2016年11月25日の終値1.030HKドルを6.50％上回る水準。公開買付を含む非公開化計画が発効するには、株主総会で独立株主の75％以上が賛成票を投じるなど、複数の条件が設定されており、必ずしも実施されるとは限らないと強調。また、今回の公開買付では、親会社に強制買取権が付与されないため、応募しないまま非公開化が決まった場合、非上場株を保有することになるため、その点について注意を喚起している。
今回の情報開示のため、同社株は2016年11月28日に売買停止となったが、2016年12月2日に取引を再開した。
（同件につきましては、2016年10月19日付「親会社が同社H株の非公開化を検討」をご参照ください）
【出所】香港証取サイト上の公告(2016/12/01)
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