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【12月1日の中国本土市場】

2016.12.01 18:00

 主要指数はそろって小幅に反発。上海市場は上海総合指数が前日比0.71%高の3273.30ポイント、A株指数が0.71%高の3427.64ポイントと反発したほか、B株指数は3日ぶりの上昇で、0.29%高の349.40ポイントだった。深セン市場はA株指数が0.60%高の2217.74ポイントと4日ぶりに上昇したほか、B株指数は反発し、0.55%高の1169.25ポイント。両市場の売買代金は前日とほぼ変わらず、概算で5595億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は10億4500万元の買い越しだった。

 本土市場は約6割の銘柄が上昇。上海総合指数はプラス圏でもみ合い、後場の中盤でやや減速したものの、大引けにかけて再び上げ幅を拡大。3200ポイント台の後半で取引を終えた。石油輸出国機構(OPEC)総会で減産合意が成立し、前日のニューヨークWTI原油先物が急騰したことで、全般的に投資家のリスクテイクの動きが強まった。また、本日発表された11月の中国製造業PMIは国有企業中心のCFLP、民営企業を幅広くカバーする財新のいずれの発表値も良好な水準。CFLPが同時に発表した非製造業PMIも上昇した。これにより景気先行きの楽観的見通しが広がり、これも買い戻す動きを後押しした。

 原油相場の急伸を好感し、資源・エネルギー株が堅調だった。中海油田服務'A'(601808.SS)が5.17%高、中国石油化工'A'(600028.SS)が2.92%高、中国石油天然気'A'(601857.SS)が1.83%高、中石化石油工程技術服務'A'(600871.SS)が1.72%高など、石油セクターが軒並み上昇。中国アルミ'A'(601600.SS)が4.72%高、紫金砿業'A'(601899.SS)が2.52%高、海南砿業(601969.SS)が1.62%高と、金属関連の銘柄もしっかり。また、資源貿易の拡大を織り込み、海運セクターが好調だった。最大手の中国遠洋控股'A'(601919.SS)が4.34%高と動意付いたほか、招商局能源運輸(601872.SS)が1.42%高、中遠海運能源運輸'A'(600026.SS)が0.94%高、中遠航運(600428.SS)が0.44%高。

 国有企業改革の関連銘柄も物色され、通信大手の中国聯合網絡通信(600050.SS)がストップ高となった。同社は親会社の混合所有制改革の進展は特段にないと説明したものの、今後の改革の行方を期待する買いが膨らんだ。また、不動産株が好調に推移し、保利房地産(600048.SS)が7.89%高、北京首都開発(600376.SS)が6.62%高、緑地HD(600606.SS)が4.90%高。

 一方で建設株の一角が引き続き利益確定売りに見舞われ、中国建築(601668.SS)が2.72%安、中国交通建設'A'(601800.SS)が0.99%安、中国中鉄'A'(601390.SS)が0.71%安、四川路橋建設(600039.SS)が0.19%安だった。

 なお、B株市場は約5割の銘柄が上昇。上海B株では大型石炭株内モンゴル伊泰石炭'B'(900948.SS)が1.26%高と持ち直し、指数の上昇に貢献した。深センB株では大型自動車株の長安汽車(200625.SZ)が1.62%高と堅調だった。(中国部・畦田)

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