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【11月25日の中国本土市場】
2016.11.25 17:11
主要指数はいずれも上昇。上海市場は上海総合指数が前日比0.62%高の3261.93ポイント、A株指数が0.62%高の3415.53ポイントと、続伸した。B株指数は3日ぶりに小反発し、0.08%高の353.60ポイントだった。深セン市場はA株指数が3日ぶりに反発し、0.39%高の2228.48ポイント。B株指数は小幅に3日続伸し、0.13%高の1158.96ポイントだった。両市場の売買代金は前日に比べ約3%減少し、概算で6125億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は17億6600万元の買い越しだった。
上海総合指数は朝方こそ小高かったが、前場の中盤に差しかかったところで一気に下げ、3200ポイント割れ寸前まで売られた。その後は徐々に下げ幅を縮める展開。後場の中盤で上げに転じ、本日の高値付近で引けた。上海市場の上昇銘柄は下落銘柄に比べわずかに多い程度だったが、主力の大型株が堅調で、上海総合指数の上げ幅を広げた。深セン市場の上昇銘柄は全体の5割だった。両市場合計の売買代金は2日連続で減少したが、4日連続で6000億元台を維持した。
上海A株市場は時価総額の大きな銀行株が総じて堅調で、上海総合指数の上昇に寄与した。四大国有銀行では中国建設銀行'A'(601939.SS)が3.15%高、中国工商銀行'A'(601398.SS)が1.35%高、中国銀行'A'(601988.SS)が1.15%高、中国農業銀行'A'(601288.SS)が0.94%高だった。二大石油株もそろって上昇した。そのほかでは、今月18日に約6カ月半ぶりに売買を再開した新疆城建(600545.SS)が6日連続のストップ高。また、今月22日に約3カ月ぶりに売買を再開した上海華キン(600621.SS)が4日連続のストップ高だった。そのほかでは、建設株、医薬株、ソフトウエア株、鉄鋼株、自動車株などが総じて堅調だった。一方、石炭株や産金株の下げが目立った。
上海B株市場は下落銘柄の方がわずかに多かったが、時価総額の大きな上海機電(900925.SS)が上昇率1位の1.79%高、内モンゴル伊泰石炭'B'(900948.SS)が同5位の0.81%高となり、上海B株指数の上昇に寄与した。そのほかでは上海市政府系の銘柄や純粋B株の一角が堅調だった。深センB株市場は全体の5割あまりの銘柄が上昇した。(中国部・千原)
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