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【11月24日の香港市場】
2016.11.24 18:14
主要指数はまちまちだった。ハンセン指数は前日比0.30%安の2万2608.49ポイント、レッドチップ指数は0.35%安の3733.79ポイントと、小幅に続落。一方のH株指数は僅かに5日続伸し、0.13%高の9678.77ポイント。メインボードの売買代金は前日比で約8%減少し、概算で558億4400万HKドルにとどまった。「港股通」(上海経由の香港株投資)は10億3000万元の買い越しだった。
12月の利上げ観測が一段と高まり、外為市場で米ドル高・人民元安が進行。1米ドル7元台が視野に入った。さらに月末の石油輸出国機構(OPEC)総会への警戒感も続き、本日の香港市場は概ね軟調な地合いとなった。主要指数は小安く寄り付くと、大引けまで神経質な値動き。ハンセン、レッドチップの両指数は結局、大引けまでマイナス圏での小動きが続いた。一方のH株指数は足下の堅調なA株市場を追い風に、A・H重複上場株の一角が上昇。後場は前日終値を挟んで一進一退となり、最終的にかろうじて終値をプラス圏に乗せた。
米国の利上げ観測が重しになり、香港地場系の不動産株が低迷した。恒隆地産(00101.HK)が1.26%安、九龍倉集団(00004.HK)が1.17%安、恒基地産(00012.HK)が1.16%安、新世界発展(00017.HK)が1.04%安。香港のデパート大手である利福国際(01212.HK)は香港の商業用地を史上最高額で落札。ただ、利上げ観測が高まる中での高値での落札に投資家の不安感が広がり、1.90%安に沈んだ。また、利上げ観測は国際金相場を押し下げ、金鉱株の下げが目立った。恒興黄金(02303.HK)が6.25%安、中国黄金国際(02099.HK)が4.46%安、招金砿業(01818.HK)が4.07%安。このほか、OPEC総会での減産合意見送りへの警戒感から、中国石油化工(00386.HK)が0.91%安、中国石油天然気(00857.HK)が0.74%安と、石油株が軟調。中国の水力発電設備の稼働時間が1-9月で過去最低を更新したことから、華電福新能源(00816.HK)が1.74%安、哈爾濱電気(01133.HK)が1.34%安など、水力発電の関連銘柄もさえない。
一方で金以外の鉱物について、国内の先物価格が上昇。これを追い風に金以外の金属株が好調だった。新疆新キン砿業(03833.HK)が7.14%高、江西銅業(00358.HK)が6.41%高、中国アルミ(02600.HK)が5.91%高、洛陽欒川(03993.HK)が5.52%高。また、国内債券の利回り上昇による運用環境の改善を織り込み、本土系保険株が好調だった。新華人寿保険(01336.HK)が4.62%高、中国太平(00966.HK)が3.86%高。生保最大手の中国人寿保険(02628.HK)は3.06%高で、ハンセン指数構成銘柄の上昇率1位。また、個別では調合香料メーカーの華宝国際(00336.HK)が8.94%高。実質筆頭株主による公開買付の計画を受け、提示
価格付近にまで一気にさや寄せした。(中国部・畦田)
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