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【11月24日の中国本土市場】
2016.11.24 17:14
主要指数はまちまち。上海市場は上海総合指数が前日比0.01％高の3241.73ポイント、A株指数が0.01％高の3394.31ポイントと、小幅に反発。B株指数は続落し、0.19％安の353.32ポイントだった。深セン市場はA株指数が続落し、0.37％安の2219.72ポイント。B株指数は小幅に続伸し、0.05％高の1157.44ポイントだった。両市場の売買代金は前日に比べ約8％減少し、概算で6338億元。「滬股通」（香港経由の上海A株投資）は9億3200万元の買い越しだった。
上海総合指数は方向感を欠く展開。寄付きから前日終値を挟んで一進一退となった後、前場の終盤からはプラス圏で推移。後場の中盤で本日の高値を付けたが、高値警戒感から売りに押され、終盤で下げに転じた。取引終了間際に押し目買いが入り、わずかに上昇して取引を終了した。上海市場は全体の5割半の銘柄が下落したものの、一部の大型株に支えられ、上海総合指数はわずかに上昇した。深セン市場は全体の6割半の銘柄が下落した。売買代金は前日に比べ減少したものの、3日連続で6000億元台を維持した。
上海A株市場の主力セクターは、銀行株、石油株こそ全体的に軟調だったが、保険株、証券株は総じて堅調だった。そのほかのセクターでは、商品相場の上昇を好感し、非鉄金属株が堅調。洛陽欒川'A'（603993.SS）が3.38％高、西部砿業（601168.SS）が3.17％高、中国アルミ'A'（601600.SS）が2.99％高、江西銅業'A'（600362.SS）が2.79％高。自動車株も買われ、福田汽車（600166.SS）が3.68％高、上海汽車（600104.SS）が3.55％高、長城汽車'A'（601633.SS）が3.24％高だった。一方、金関連株の下げが目立ち、山東ゴールド（600547.SS）が2.79％安、西部黄金（601069.SS）が2.21％安、中金ゴールド（600489.SS）が2.11％安、赤峰黄金（600988.SS）が2.08％安だった。
そのほかでは、今月18日に約6カ月半ぶりに売買を再開した新疆城建（600545.SS）が5日連続のストップ高。また、今月22日に約3カ月ぶりに売買を再開した上海華キン（600621.SS）が3日連続のストップ高だった。成発航空科技（600391.SS）は当局から業務改善命令を受けたことを嫌気し、2.30％安だった。
上海B株市場は全体の6割半の銘柄が下落した。深センB株市場も全体の6割半の銘柄が下落したものの、大型株に支えられ、深センB株指数は小幅に上昇した。人民元安を好感し、輸出事業が大きいロータイ紡織（200726.SZ）が上昇率1位の2.05％高。また、時価総額の大きな長安汽車（200625.SZ）が同2位の1.89％高となり、深センB株指数の上昇に寄与した。（中国部・千原）
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