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*ST中華企業【売付のみ】、大規模な再編を計画
2016.11.24 12:00
*ST中華企業【売付のみ】(600675.SS)は24日、資産買収と増資を含む大規模な再編計画を発表した。親会社の上海地産(集団)有限公司(上海地産)から上海中星(集団)有限公司(上海中星)の全出資持分を完全買収する。買収額は185億2155万9000元を見込み、うち85%分を対価株で支払う。さらに*ST中華企業は華潤置地(01109.HK)を含む第三者企業6社を対象に増資を実施し、最大95億元を調達する予定。調達額は今回の買収資金に加え、上海中星が展開している複数の住宅開発プロジェクトに投じるとしている。
上海中星を買収することで、上海地産の大部分の不動産資産が注入される見通し。買収プロジェクトの土地面積は総計で200万平方メートルを超え、上海市を中心に国内6都市に及ぶ。上海中星の2016年8月末時点の純資産は67億4642万8700元、2015年12月本決算の売上高は59億8040万2600元、純利益は8910万6100元だった。
対価株と増資の発行価格はいずれも5.23元を予定。再編を通じて最大48億2663万9600株(再編後の発行済み株数の72.11%)の新株が発行され、36カ月のロックアップ(売却禁止)期間が設定される。再編後、上海地産の持ち株比率は55.24%に上昇する見通し。また、華潤置地は最大73億1500万元を拠出し、持ち株比率20.90%で2位株主となる予定。華潤置地は上海中星が上海市中心部で多くのプロジェクトを展開している点などを考慮し、今回の投資を決めたと説明している。
なお、今回の再編を受け、*ST中華企業の株式は2016年6月24日から売買を停止。上海証券取引所が計画を審査するため、売買停止を継続するという。
【出所】上海証取サイト上の公告(2016/11/24)
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