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【11月22日の香港市場】
2016.11.22 17:52
主要指数はそろって上昇。ハンセン指数は前日比1.43％高の2万2678.07ポイント、H株指数は2.18％高の9651.45ポイントと、いずれも3日続伸。レッドチップ指数は4日続伸し、1.85％高の3765.67ポイントだった。メインボードの売買代金は前日に比べ約10％増加し、概算で700億2500万HKドル。「港股通」（上海経由の香港株投資）は15億7500万元の買い越しだった。
ニューヨーク市場はダウ平均が反発し、4日ぶりに過去最高値を更新。良好な外部環境を背景に、香港の主要指数は高く寄り付くと、朝方にかけて上げ幅を拡大。ダウ平均先物や上海総合指数が堅調だったことを追い風に、その後も安定的に推移した。メインボードの売買代金は6営業日ぶりに700億HKドルを上回った。
ハンセン指数の構成銘柄は幅広く買われた。なかでも本土系石油株の上昇が目立ち、中国海洋石油（00883.HK）が5.24％高、中国石油天然気（00857.HK）が3.84％高となり、上昇率1～2位に並んだほか、中国石油化工（00386.HK）が同5位の2.83％高。石油輸出国機構（OPEC）が月末の総会で減産に合意するとの見方から、原油相場が上昇したことを好感した。本土の商品相場が上昇したことを受け、神華能源（01088.HK）が同3位の3.69％高だった。昨日の上昇率1位だった中国人寿保険（02628.HK）は続伸し、本日は同4位の2.86％高。本土系銀行株も買われ、中国建設銀行（00939.HK）が2.18％高、中国工商銀行（01398.HK）が2.44％高、中国銀行（03988.HK）が2.08％高、交通銀行（03328.HK）が2.03％高だった。
一方、幅広い銘柄が買われるなか、マカオのカジノ株が反落。昨日の上昇率3位だったサンズチャイナ（01928.HK）が、本日は下落率1位の1.04％安だったほか、銀河娯楽（00027.HK）が同3位の0.13％安だった。
そのほかの銘柄では、聯邦製薬（03933.HK）が11.15％安。米ドル金利が上昇するなか、1億3000万米ドルの転換社債（CB）を発行することが嫌気された。石四薬集団（02005.HK）は工場の操業停止を受けて3.43％安だった。（中国部・千原）
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