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【11月22日の中国本土市場】
2016.11.22 17:20
主要指数は深センB株が下落したものの、そのほかは上昇。上海市場はそろって続伸し、上海総合指数が前日比0.93％高の3248.35ポイント、A株指数が0.93％高の3401.18ポイント、B株指数が0.64％高の355.55ポイントだった。深セン市場はA株指数が続伸し、0.89％高の2236.94ポイント。B株指数は小幅に7日続落し、0.08％安の1155.77ポイントだった。両市場の売買代金は前日に比べ約12％増加し、概算で6638億元。「滬股通」（香港経由の上海A株投資）は13億7500万元の買い越しだった。
上海総合指数は小高く寄り付き、前場にかけて上げ幅を拡大。後場は高値圏でもみ合い、取引終了間際に一段高となった。上海市場と深セン市場のいずれも全体の7割の銘柄が上昇した。両市場合計の売買代金は4日ぶりに6000億元を上回った。
上海A株市場は中国人寿保険'A'（601628.SS）が大幅に続伸し、本日は5.37％高。原油相場の上昇を受けて二大石油株も続伸し、中国石油天然気'A'（601857.SS）が2.54％高、中国石油化工'A'（600028.SS）が1.39％高。時価総額の大きな銀行株も軒並み買われ、上海総合指数の上昇に寄与した。そのほかでは化学株、資源株などの上昇が目立った。
個別の材料があった銘柄では、約3カ月ぶりに売買を再開した上海華キン（600621.SS）がストップ高。大規模な資産交換、買収、増資を含む再編計画を好感した。中国建築（601668.SS）は6.47％高。保険資産運用会社による買い増しを好感した。
上海B株市場は全体の8割あまりの銘柄が上昇した。上昇率1位は上海鼎立科技（900907.SS）の3.96％高。赤字子会社の売却が株主総会で承認されたことが材料視された。また、時価総額の大きな内モンゴル伊泰石炭'B'（900948.SS）が同4位の1.72％高となり、上海B株指数の上昇に寄与した。
深センB株市場は全体の6割の銘柄が上昇したものの、下落した銘柄に大型株が多く、深センB株指数はわずかに下落した。資産再編計画が株主総会で承認されたばかりの*ST海南珠江控股（200505.SZ）が上昇率1位の4.51％高。昨日はストップ安だった*ST南山電力（200037.SZ）は反発し、本日は1.38％高。一方、複数の重役が一斉に辞任する騒ぎのあった中国南玻集団（200012.SZ）が、下落率1位の1.80％安。同社株を深セン証券取引所が注視していることが判明し、投資家心理が悪化したもようだ。このほか時価総額の大きな自動車株がそろって下げ、長安汽車（200625.SZ）が0.81％安、江鈴自動車（200550.SZ）が0.43％安だった。（中国部・千原）
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