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【11月21日の香港市場】

2016.11.21 18:16

 主要指数はいずれも続伸した。ハンセン指数は前日比0.06%高の2万2357.78ポイント、H株指数は1.02%高の9444.71ポイント。レッドチップ指数は3営業日連続で上昇し、0.14%高の3697.20ポイントだった。メインボードの売買代金は先週末に比べ約14%増加し、概算で636億2400万HKドル。「港股通」(上海経由の香港株投資)は18億2300万元の買い越しだった。

 週明けの香港市場は膠着感が鮮明な一日となった。ハンセン指数は概ね先週末の終値を挟んだ小動きとなり、最終的にプラス圏で大引け。レッドチップ指数ももみ合いながら終値をプラス圏に乗せた。一方でA・H重複上場株が堅調だったことから、H株指数は朝方に大きく上げて9400ポイントを回復すると、その後も高値圏で推移した。米大統領選でトランプ氏が当選して以来、世界的にリスクオンが続いているものの、香港市場は先週も調整するなど出遅れ感が鮮明。その分、週明けは割安感から買いが入った。

 割安感や運用環境の改善期待を背景に、保険セクターが上昇。中国人寿保険(02628.HK)が4.95%高、平安保険(02318.HK)が3.33%高で、ハンセン指数構成銘柄の上昇率1~2位となった。マカオのカジノ収益の回復を見込み、カジノ株が上昇。サンズチャイナ(01928.HK)が同3位の3.24%高、銀河娯楽(00027.HK)が1.66%高で引けた。中央経済工作会議が近く開催されるとの観測を受け、公共事業やPPP(官民パートナーシップ)事業の拡大を織り込み建設関連の銘柄が動意付いた。建機大手の中聯重科(01157.HK)が6.21%高、建設大手の中国中鉄(00390)が3.95%高、中国交通建設(01800.HK)が2.94%高、鉄鋼大手の鞍鋼(00347.HK)が1.39%高、重慶鋼鉄(01053.HK)が0.80%高。

 また、金鉱株に押し目買いが入り、恒興黄金(02303.HK)が2.88%高、中国黄金国際(02099.HK)が2.52%高、招金砿業(01818.HK)が1.58%高。ほかの非鉄株も概ね買われ、金川集団国際(02362.HK)が10.34%高、中信大モン(01091.HK)が3.09%高、江西銅業(00358.HK)が2.99%高だった。個別ではソフト大手の金山軟件(03888.HK)が4.59%高。7-9月期が大幅な増収増益となったことが好感された。

 一方でトランプ氏勝利による米中関係の不透明感が意識され、大手商社の利豊(00494.HK)が3.72%安でハンセン指数候セ氏銘柄の下落率1位。先週末の上昇率1位から一転して戻り売りに押された。音響部品大手の瑞声科技(02018.HK)は巨額の資金未回収リスクが浮上し、同2位の1.96%安。個別では宝飾品メーカーのKTLインターナショナル(00442.HK)が15.10%安と急落。筆頭株主の保有株売却交渉が打ち切りとなり、これが嫌気された。(中国部・畦田)

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