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【11月18日の香港市場】
2016.11.18 18:01
主要指数はそろって上昇。ハンセン指数は前日比0.36％高の2万2344.21ポイント、H株指数は0.24％高の9349.31ポイントと、いずれも3日ぶりに反発。レッドチップ指数は続伸し、0.39％高の3691.86ポイント。メインボードの売買代金は前日に比べ約10％減少し、概算で558億6700万HKドル。「港股通」（上海経由の香港株投資）は15億9100万元の買い越しだった。
ニューヨーク市場はダウ平均が反発。複数の米経済指標が発表され、景気先行きに対する安心感が広がった。米連邦準備制度理事会（FRB）のイエレン議長が議会証言で近い時期の利上げを示唆し、外国為替市場では再び米ドル高が進んだ。こうしたなか、本日の香港市場は主要指数が朝方こそ軟調だったものの、その後はハンセン指数とレッドチップ指数が小幅高で推移。H株指数は前日終値を挟んで一進一退となり、後場の終盤で上げ幅を広げた。ただ、週末を迎えて様子見ムードが強く、メインボードの売買代金は8日ぶりに600億HKドルを下回った。
ハンセン指数の構成銘柄では、米国を主力マーケットとしている利豊（00494.HK）が上昇率1位の4.17％高。マカオのカジノ株は続伸し、銀河娯楽（00027.HK）が上昇率3位の2.86％高、サンズチャイナ（01928.HK）が同5位の1.65％高。昨日の下落率1位だったHSBC（00005.HK）は反発し、本日は1.15％高だった。瑞声科技（02018.HK）は上昇率4位の2.49％高。コスト構造の改善を進めていることがアナリストに評価され、投資判断を引き上げられたことが材料視された。長江和記（00001.HK）は再編後初の自社株買いを実施したことを好感し、1.38％高だった。
一方、神華能源（01088.HK）が下落率1位の2.46％安。石炭価格の先行き不透明感や大気汚染策などが警戒された。招商局港口（00144.HK）は本土市場で港湾株が売られた煽りを受け、下落率4位の0.61％安。また、米国の利上げへの警戒感から、新鴻基地産（00016.HK）が0.69％安など、香港系不動産株が軟調だった。（中国部・千原）
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