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【11月16日の香港市場】
2016.11.16 17:52
主要指数はいずれも小幅に反落した。ハンセン指数は前日比0.19%安の2万2280.53ポイント、H株指数は0.37%安の9362.54ポイント、レッドチップ指数は0.11%安の3660.75ポイントだった。メインボードの売買代金は前日に比べ約5%減少し、概算で658億6700万HKドル。「港股通」(上海経由の香港株投資)は14億9200万元の買い越しだった。
石油輸出国機構(OPEC)の減産合意への期待感が広がり、前日のニューヨークWTI原油先物は大幅に反発。これを追い風に同日のダウ平均も上昇し、連日の最高値更新となった。この流れを支えに、本日の香港市場では主要指数が高くスタート。だが、その後の地合いは振るわず、主要指数は狭いレンジで一進一退を繰り返し、取引終了間際にわずかながら下げに転じた。連日の人民元安が投資マインドを悪くした。
WTIが7カ月ぶりの大幅高となったことで、大型石油株の中国海洋石油(00883.HK)が1.77%高、中国石油天然気(00857.HK)が0.96%高と買われた。バルチック海運指数(BDI)の上昇や自由貿易区の新設が引き続き材料視され、海運・港湾セクターの多くが続伸。中国外運(00598.HK)が5.54%高、中国遠洋控股(01919.HK)が3.90%高、大連港(02880.HK)が0.67%高だった。
また、まもなく発表される1-9月期決算への期待感から、IT大手のテンセント(00700.HK)が1.91%高で、ハンセン指数構成銘柄の上昇率2位。スマホ関連株の瑞声科技(02018.HK)に押し目買いが入り、同1位の2.78%高となった。週明けに開示した二桁増収の1-9月期決算が材料視された。また、舜宇光学科技(02382.HK)が3.47%高、酷派集団(02369.HK)が3.00%高、など、ほかのスマホ関連株も堅調だった。
一方でさらなる引き締め強化が警戒され、本土系不動産株が低迷。中国海外発展(00688.HK)は経営トップの突然の辞任も嫌気され、ハンセン指数構成銘柄の下落率1位となる3.29%安に沈んだ。同社の傘下にある中国海外宏洋(00081.HK)が8.19%安、中海物業(02669.HK)が6.45%安。また、家電大手の海爾電器(01169.HK)は米系証券会社による目標株価の引き下げを受け、2.31%安で大引けした。(中国部・畦田)
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