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上海電気、大規模再編の詳細
2016.11.15 10:19
上海電気（02727.HK）は14日、親会社の上海電気（集団）総公司からの資産買収と増資を柱とする再編計画について、その詳細を明らかにした。上海集優機械（02345.HK）の内資株47.18％、都市軌道交通の制御システムなどを提供する上海自儀泰雷茲交通自動化系統有限公司（自儀泰雷茲）の出資持分50.1％、不動産専門子会社の上海電気集団置業有限公司（電気置業）の出資持分100％と関連する土地・ビル・工場などを親会社から取得する。総買収額は66億2828万951元に上り、対価株を割り当てるかたちで支払う。
さらに親会社と投資会社3社を割当先にA株増資を実施し、最大30億元を調達する計画。調達資金は複数の産業パークの開発、ハイエンド設備の研究開発・生産基地の建設などに投じるという。一連の再編を通じて精密部品や都市軌道交通の制御システムなどに進出できるほか、産業パークの開発を通じて生産能力の拡大などに対応できると説明している。
2016年9月末時点の純資産（簿価）は上海集優機械が32億5093万9300元、自儀泰雷茲が3億4050万500元、電気置業が10億4152万1200元、関連不動産の簿価が10億172万6500元。再編がすでに完了したと仮定した場合、上海電気の9月末時点の純資産（少数株主持分を除く）は500億4778万2000元、2015年12月本決算の売上高は874億4126万4000元、純利益は23億6332万1000元と試算される。
対価株と増資の発行価格はいずれも7.55元で、直近20営業日の平均終値の90％に相当。一連の再編を通じて最大12億7526万9000株（再編後の発行済み株数の8.67％）の新株が発行され、親会社の持ち株比率は60.4％に上昇する見込み。新株には最大36カ月のロックアップ（売却禁止）期間が設定される。
なお、今回の再編を受け、上海電気のA株は2016年8月31日から売買を停止。上海証券取引所が今回の計画を審査するため、売買停止を継続するという。
【出所】香港証取サイト上の公告(2016/11/14)
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