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キン科新材料、ハリウッドの映画会社を買収へ
2016.11.14 12:06
キン科新材料（600255.SS）は14日、ハリウッドの映画会社「ヴォルテージ・ピクチャーズ」を中核とする複数の映画事業資産を買収すると発表した。具体的には統括する持ち株会社の出資持分80％を3億4560万～5億1840万米ドルで買収する計画。手元資金と借入などによりまかなうという。これにより、キン科新材料はすでに展開している国内市場に加え、ハリウッドの映画市場にも進出することができ、映画事業の強化につながると説明。今後は映画と金属製品の二大事業を柱に、収益拡大を目指していくとしている。
買収対象である持ち株会社の営業収益は2015年度で3億9362万7500元、純利益は1億7447万1800元、2016年6月末時点の純資産は4億1285万8700元だった。ヴォルテージ・ピクチャーズは著名監督のニコラス・シャルティエ氏が2005年に設立した映画会社。同社が関わった2008年に制作した「ハート・ロッカー」は第82回アカデミー賞で作品賞、監督賞などを受賞した。
なお、同社株は2016年8月8日から売買を停止中。上海証券取引所が同計画を審査するため、売買停止を継続するという。
【出所】上海証取サイト上の公告(2016/11/14)
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