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【11月10日の中国本土市場】
2016.11.10 17:32
主要指数はそろって反発。上海市場は上海総合指数が前日比1.37%高の3171.28ポイント、A株指数が1.37%高の3320.40ポイント、B株指数が1.35%高の349.59ポイントだった。深セン市場はA株指数が1.37%高の2193.78ポイント、B株指数が1.28%高の1171.24ポイント。両市場の売買代金は前日に比べわずかに増加し、概算で6553億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は買い越しに転じ、買越額は16億4400万元だった。
米大統領選挙はドナルド・トランプ氏が勝利し、ニューヨーク市場はダウ平均が大幅に3日続伸。これまでのトランプ氏の発言を手がかりに、金融株、建設株、製薬株などが買われた。海外市況の好転を背景に、上海総合指数は高く寄り付き、じりじりと上げ幅を拡大。本日の高値付近で引けた。上海市場の上昇銘柄は全体の9割に達した。深セン市場は全体の8割半の銘柄が上昇。両市場合計の売買代金は2日連続で6000億元を上回った。中国証券投資者保護基金公司が発表した10月の中国証券市場投資家自信指数は、今年に入ってからの最高を記録しており、投資家心理が改善していることも追い風となった。
上海A株市場では本土の商品先物価格が上昇していることを背景に、江西銅業'A'(600362.SS)が9.96%高、南山アルミ(600219.SS)が4.65%高など、非鉄金属株の上昇が目立った。一方、昨日は大幅高だった金関連株が反落し、赤峰黄金(600988.SS)が5.71%安、中金ゴールド(600489.SS)が5.11%安、山東ゴールド(600547.SS)が5.10%安、西部黄金(601069.SS)が4.46%安、紫金砿業'A'(601899.SS)が3.06%安、老鳳祥'A'(600612.SS)が2.57%安だった。
上海B株市場はほぼ全面高となり、下落は老鳳祥(900905.SS)の0.87%安のみ。こうしたなか純粋B株の上昇が目立ち、黄石東貝電器(900956.SS)が4.97%高、恒天凱馬(900953.SS)が4.81%高、大化集団大連化工(900951.SS)が4.65%高、上海匯麗建材(900939.SS)が4.41%高、上海凌雲実業(900957.SS)が4.32%高だった。深センB株市場の上昇銘柄は全体の9割半に上った。(中国部・千原)
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