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【11月7日の中国本土市場】

2016.11.07 17:23

 主要指数はまちまち。上海市場は上海総合指数が前営業日比0.25%高の3133.33ポイント、A株指数が0.25%高の3280.65ポイントと、小幅に反発。B株指数は小幅に3日続伸し、0.10%高の345.77ポイントだった。深セン市場はいずれも小幅に続落し、A株指数が0.01%安の2162.26ポイント、B株指数が0.19%安の1161.44ポイント。両市場の売買代金は先週末に比べ約10%減少し、概算で5114億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は買い越しに転じ、買越額は1億300万元だった。

 米大統領選挙が迫り、上海総合指数は方向感を欠く展開。先週末の終値付近で寄り付き、前場の中盤で本日の安値を付けた。ここで押し目買いが入り、上げに転じて前場を終了。後場の序盤で本日の高値を付け、その後は徐々に上げ幅を縮小。再び先週末の終値を割る場面もあったが、小幅高で終了した。中国発の材料が乏しいなか、米連邦捜査局(FBI)がヒラリー・クリントン氏を訴追しない方針を明らかにし、「トランプリスク」が後退したことを受け、海外市況が好転したことが追い風となったもようだ。上海市場は上昇銘柄の方がわずかに多かった。一方、深セン市場は下落銘柄の方が多かった。

 上海A株市場は主力の銀行株や保険株がまちまちだったが、二大石油株が堅調。また、石炭価格の上昇を受け、陝西黑猫焦化(601015.SS)がストップ高、平煤(601666.SS)が5.56%高、神華能源'A'(601088.SS)が4.84%高など、関連銘柄が堅調だった。このほか非鉄金属や鉄鋼などの関連銘柄が堅調だった。

 上海B株市場は下落銘柄が全体の6割あまりに上ったが、時価総額の大きな内モンゴル伊泰石炭'B'(900948.SS)が上昇率1位の2.37%高となったことで、上海B株指数はわずかに上昇した。深センB株市場は全体の5割半の銘柄が下落した。(中国部・千原)

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