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中金公司、筆頭株主から中投証券を買収へ
2016.11.07 10:11
中金公司（03908.HK）は4日、筆頭株主の中央匯金投資有限責任公司（匯金）から総合証券大手の中国中投証券有限責任公司（中投証券）の全出資持分を買収すると発表した。総買収額は167億69万5000元を予定し、1株あたり9.95元で計16億7846万1809株（発行後の発行済み株数の42.12％）の対価株を割り当てるかたちで支払う。今回の買収を通じて証券業務の競争力強化を目指すと説明している。
割当価格の9.95元（約11.55HKドル）は2016年11月3日の終値11.62HKドルを0.6％下回る水準。対価株発行後、匯金の持ち株比率は58.65％に上昇する見込み。これにより、匯金にはマンダトリー・オファー（義務的公開買付）の実施義務が発生し、買収計画も「リバース・テイクオーバー」（時価総額の小さな企業が大きな企業を買収すること。裏口上場の手段の一つでもある）に該当することになるが、匯金はこれらの適用除外を申請する方針という。
なお、中投証券の純資産（少数株主持分を除く）簿価は2016年6月末時点で147億1980万元。2015年12月本決算の営業収益は124億8190万元、純利益は36億3940万元だった。
今回の情報開示のため、同社株は2016年11月4日に売買停止となったが、2016年11月7日に取引を再開した。
【出所】香港証取サイト上の公告(2016/11/04)
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