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【11月4日の香港市場】
2016.11.04 18:01
主要指数はまちまち。ハンセン指数は前日比0.18%安の2万2642.62ポイント、レッドチップ指数は0.01%安の3729.84ポイントと、小幅に3日続落。H株指数は3日ぶりに小反発し、0.10%高の9491.51ポイント。メインボードの売買代金は前日に比べ約7%減少し、概算で509億5300万HKドル。「港股通」(上海経由の香港株投資)は4億7100万元の買い越しだった。
ニューヨーク市場は米大統領選挙への警戒感が重荷となり、ダウ平均が6日続落。引き続き低調な海外市況を背景に、本日の香港市場は主要指数が低く寄り付いた。その後は週末を控え、方向感を欠く展開。主要指数は朝方の時間帯で上げに転じたが、その後は前日終値を挟んで一進一退。H株指数は本土系銀行株の一角などに支えられ、かろうじて前日比プラスで引けたが、そのほかは小幅安で終了した。
ハンセン指数の構成銘柄では、瑞声科技(02018.HK)が下落率1位の1.75%安。世界のスマートフォン出荷台数が7-9月期も伸びたなか、瑞声科技の顧客であるアップル社のシェアが縮小したことが嫌気された。聯想集団(00992.HK)は16年9月中間決算で黒字に転換し、前場の中盤からは小幅高に推移していたが、取引終了間際に下げに転じ、0.20%安で終了した。このほか、米大統領選挙が迫り、警戒感から幅広い銘柄が調整した。
こうしたなか、英国事業を展開している長江基建集団(01038.HK)が3.39%高、その傘下の電能実業(00006.HK)が0.82%高となり、上昇率1~2位に並んだ。英国の欧州連合(EU)離脱手続きについて、ロンドンの高等法院が英議会の承認が必要と判断し、これが材料視された。また、サンズチャイナ(01928.HK)が0.29%高。7-9月期の業績が大方の予想を上回ったことを好感した。
そのほかの銘柄では、ウィンマカオ(01128.HK)が3.14%安。7-9月期の業績が大方の予想を下回ったことが嫌気された。新華文軒(00811.HK)は2.58%高。親会社による買い増しが追い風となった。(中国部・千原)
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