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【11月2日の中国本土市場】
2016.11.02 17:35
主要指数はいずれも小幅に反落した。上海市場は上海総合指数が前日比0.63%安の3102.73ポイント、A株指数が0.63%安の3248.56ポイント、B株指数が0.28%安の343.75ポイント。深セン市場もA株指数が0.63%安の2155.18ポイント、B株指数が0.46%安の1160.55ポイントだった。両市場の売買代金は前日比で約13%増加し、概算で5484億元。3営業日ぶりに5000億元台を回復した。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は9億4600万元の売り越しに転じた。
上海総合指数は小安く寄り付くと、前引けにかけてやや下げ幅を広げる展開。後場は3100ポイントを下値に小幅にもみ合い、そのまま引けた。両市場全体では2000銘柄以上が下落。来週に投開票を迎える米大統領選挙をめぐる不透明感が高まり、前日夜から各国の市場がリスクオフに傾くと、A株個人投資家の心理も悪くした。大型IPO(新規公開)を控え、需給悪化の懸念も燻る状況。こうしたなか、原油安が続いたほか、米国の12月利上げを織り込むかたちで人民元の先安感が一段と強まり、これも戻り売りの圧力につながった。一方で前日発表の強い製造業PMIを好感した買いも引き続きみられ、指数の下げ幅は限定的だった。
原油相場の下落を受け、石油関連セクターが低迷。延長石油化建【売付のみ】(600248.SS)がストップ安に沈んだほか、中国石化上海石油化工'A'(600688.SS)が1.35%安、中国石油化工'A'(600028.SS)が1.00%安。また、足元の燃料炭価格の上昇への警戒感が高まり、石炭株が調整。陝西黑猫焦化(601015.SS)が3.71%安、ロ安環保エナジー(601699.SS)が3.70%安、中煤能源'A'(601898.SS)が2.87%安、神華能源'A'(601088.SS)が1.40%安に沈んだ。建設セクターも全般的にさえず、竜元建設(600491.SS)が3.40%安、葛洲ハ(600068.SS)が3.24%安、中国交通建設'A'(601800.SS)が2.80%安、中国鉄建'A'(601186.SS)が2.12%安。
一方で金相場の上昇を手がかりに金鉱株が逆行高となった。中金ゴールド(600489.SS)が8.03%高、山東ゴールド(600547.SS)が6.73%高、赤峰黄金(600988.SS)が5.89%高、紫金砿業'A'(601899.SS)が4.25%高。宝飾品大手の老鳳祥'A'(600612.SS)も連れ高し、5.23%高で引けた。
B株市場もA株に連れ安し、幅広い銘柄が値下がりした。資源大手のオルドスリソーシズ(900936.SS)は1-9月期の業績低迷も嫌気され、2.23%安で下落率1位。大型石炭株の内モンゴル伊泰石炭'B'(900948.SS)も0.90%安と低迷し、指数の重しになった。一方で宝飾品大手の老鳳祥(900905.SS)は金相場の上昇を好感し、2.27%高で引けた。また、深センB株では液晶ディスプレイ大手の京東方科技(200725.SZ)が5.63%の逆行高。第6世代AMOLED(アクティブマトリックス型有機EL)ディスプレイの生産ライン建設の発表が引き続き材料視された。(中国部・畦田)
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