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王府井デパート、親会社からアウトレット大手を買収へ
2016.11.02 13:25
王府井デパート（600859.SS）は11月2日、アウトレットの中国大手などを傘下に置く持ち株会社のベルモント・ホンコンについて、全出資持分を親会社から買収すると発表した。買収額は53億7260万500元に上り、うち18億元は現金、残りは親会社の銀行借入を請け負うかたちで決済する。買収を通じて王府井デパートは百貨店、アウトレット、ショッピングセンターを網羅する事業モデルを構築し、シナジー効果の追求やアウトレット事業での収益拡大などを目指すとしている。
ベルモント・ホンコンは中国本土のアウトレット大手である「賽特奥莱」に加え、百貨店の「春天百貨」などを全国展開しており、2016年6月末時点の株主資本（簿価）は43億1730万1700元に上る。すでに買収が完了していたと仮定した場合、王府井デパートの2015年12月本決算の売上高と純利益はいずれも買収前に比べて3割増加すると試算される。
なお、今回の計画を受け、同社株は2016年9月27日から売買を停止中。上海証券取引所が同計画を審査することから、売買停止を継続するという。
【出所】上海証取サイト上の公告(2016/11/02)
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