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新疆城建、資産交換を含む大規模再編を計画
2016.11.01 14:40
新疆城建(600545.SS)は10月31日、資産交換を含む大規模な再編計画を発表した。現金1億8500万元を残し、それ以外の同社の全資産・負債と新株を含めて民営企業の江蘇金昇実業股フン有限公司(金昇実業)に譲渡し、対価として紡織設備メーカー「卓郎智能機械有限公司」(卓郎智能)の出資持分65%を取得する。さらに残りの35%分も新株発行を通じて取得し、卓郎智能を100%子会社化する予定。
一方で金昇実業は引き受けた新疆城建の全資産・負債をそのまま新疆城建の筆頭株主である烏魯木斉国有資産経営(集団)有限公司(国資公司)に譲渡し、対価として新疆城建の既存株22.11%を取得するという。一連の再編が完了した場合、卓郎智能は実質的に「裏口上場」を果たす。新疆城建は既存事業から完全撤退し、主力事業が卓郎智能の手がけるハイエンド紡織設備・部品の製造・販売などに切り替わる。また、金昇実業は最終的に新疆城建の株式43.77%を保有し、新たな筆頭株主となる見通し。
現筆頭株主の国資公司は公開入札を通じて選定した金昇実業に保有株の大半を売却する予定であり、今回の再編はこの一環で実施されるという。
買収対象である卓郎智能の出資持分100%の評価額は103億元、売却する既存事業の評価額は23億9800万元に上り、差額は新疆城建が1株あたり6.44元で対価株12億5574万5530株(再編後の発行済み株数の65.01%)を割り当てるかたちで支払う。
なお、卓郎智能の純資産(簿価)は2016年8月末時点で64億9696万2000元に上り、2015年12月本決算の売上高は66億4890万2000元、純利益は4億362万2000元だった。
今回の再編を受け、同社株は2016年5月31日から売買を停止。上海証券取引所による審査を受けるため、売買停止を継続するという。
(同件につきましては、2016年8月9日付「親会社が保有株の大半を入札により売却へ」をご参照ください)
【出所】上海証取サイト上の公告(2016/10/31)
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