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上海電力、パキスタンの電力大手を買収へ
2016.11.01 14:06
上海電力（600021.SS）は10月31日、パキスタンの電力大手である「K-Electric Ltd.」（KE社、パキスタン証取上場）の株式66.40％を買収することで、売り手と合意したと発表した。買収総額はインセンティブなどを除き、最大でも17億7000万米ドルを超えない予定。手元資金と銀行借入などで支払うとしている。
買収完了後、上海電力は未保有のKE社の株式に対し、マンダトリー・オファー（義務的公開買付）を実施する可能性もある。上海電力は売り手と協力して公開買付の回避に努めるものの、仮に実施された場合、独立株主保有分の50％以上を買い付ける必要があり、提示価格を含む詳細は未定としている。
今回の取引を通じて電力需要の拡大余地が大きいパキスタンの電力大手を買収することで、収益拡大や海外事業の強化などが期待できると説明。KE社の電力容量は約2243メガワット（MW）と同国全体の約1割を占めており、2015年6月本決算（人民元換算）の売上高は約116億4600万元、純利益は17億3300万元だった。
なお、上海電力の株式は2016年8月24日から売買を停止している。
【出所】上海証取サイト上の公告(2016/10/31)
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