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中銀香港、16年1－9月期の経常利益は2.0％増
2016.10.27 10:50
中銀香港（02388.HK）は26日、2016年1－9月期決算（未監査）の経常利益（引当前）が前年同期比2.0％増の223億3600万HKドルだったと発表した。純経常収益（引当前）は3.1％増の312億2700万HKドル、経常費用は5.9％増の88億9100万HKドル。 一方、7－9月期の純経常収益は前四半期比6.9％減、経常利益は10.5％減にとどまった。なお、前年同期の決算数値は表示替え（決算修正）が行われている。
インターネット業務の推進を含む積極的な経営戦略を採用し、各業務は引き続き堅調と強調。前年同期の多額の株式売却益を除いた場合、1－9月の純経常収益（引当前）の増加幅は拡大するという。同期は通貨スワップ取引が黒字化したこともあり、トレーディング部門の収益が増加し、全体の増収に寄与。保険業務の拡大も貢献したという。一方で証券市場の低迷にともない証券・投信部門の手数料収入が大幅に減少。また、人民元のマーケット金利の低下にともないNIM（ネットインタレストマージン＝純資金利鞘）の縮小が続き、純利息収入も落ち込んだとしている。
なお、中銀香港は中国銀行（03988.HK）の子会社となっている。
【出所】香港証取サイト上の公告(2016/10/26)
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