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【10月24日の中国本土市場】
2016.10.24 17:15
主要指数はそろって上昇。上海市場は上海総合指数が前営業日比1.20%高の3128.24ポイント、A株指数は1.20%高の3275.26ポイントと、大幅に続伸。B株指数は大幅に反発し、2.07%高の347.02ポイントだった。深セン市場はいずれも反発し、A株指数が0.85%高の2165.70ポイント、B株指数が1.24%高の1180.23ポイント。両市場の売買代金は前日に比べ約11%増加し、概算で5639億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は8億6500万元の買い越しだった。
上海総合指数は前日終値付近で寄り付き、前場の中盤から終盤にかけて上げ幅を急速に拡大した。後場は高値圏で小動き。終値は今年8月19日以来、約2カ月ぶりに3100ポイント台となった。上海市場の上昇銘柄は全体の8割に達した。深セン市場は全体の7割近くの銘柄が上昇した。
上海A株市場では石炭株が大幅高。中煤能源'A'(601898.SS)、恒源煤電【売付のみ】(600971.SS)、陝西煤業【売付のみ】(601225.SS)がストップ高だったほか、神華能源'A'(601088.SS)が7.32%高、大同煤業(601001.SS)が6.31%高、ヤン州煤業'A'(600188.SS)が6.10%高、安源煤業(600397.SS)が5.58%高。石炭価格の上昇が続くなか、明日にも国家発展改革委員会が重点石炭会社を交えた座談会を開催するという観測記事が流れ、これが材料視された。また、石炭価格の上昇を抑えるため、先進の炭鉱から操業再開を認めるという国の方針が伝わり、これも追い風となった。
約1カ月ぶりに売買を再開した伊利実業(600887.SS)は7.32%高。増資を通じて最大90億元を調達し、中国聖牧(01432.HK)の株式37%を買収する計画を発表し、これが買い材料となった。
上海B株市場の上昇銘柄は全体の9割半に達した。約4カ月ぶりに売買を再開した上海陽晨投資(900935.SS)がストップ高。上海城投【売付のみ】(600649.SS)との株式交換を通じて上海陽晨投資のB株を吸収する計画が当局に承認されたことを好感した。B株改革が進展したことを受け、そのほかの純粋B株も大幅高。上海凌雲実業(900957.SS)が7.53%高、大化集団大連化工(900951.SS)が7.12%高、恒天凱馬(900953.SS)が6.86%高、上海匯麗建材(900939.SS)が6.60%高、黄石東貝電器(900956.SS)が6.00%高となり、上昇率2~6位に並んだ。また、時価総額の大きな内モンゴル伊泰石炭'B'(900948.SS)が5.11%高となり、上海B株指数の上昇をけん引。
深センB株市場は全体の9割あまりの銘柄が上昇した。純粋B株が大幅高となり、重慶建設摩托車(200054.SZ)が3.73%高、山東航空(200152.SZ)が3.57%高、杭州スチームタービン(200771.SZ)が3.52%高、深セン赤湾石油基地(200053.SZ)が3.09%高、中魯遠洋漁業(200992.SZ)が3.02%高となり、上昇率1~5位に並んだ。時価総額の大きな自動車株もそろって上昇し、長安汽車(200625.SZ)が2.54%高、江鈴自動車(200550.SZ)が2.33%高だった。(中国部・千原)
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