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耀莱集団、高級AV機器メーカーのバング&オルフセン社を傘下に

2016.10.21 10:54

 耀莱集団(00970.HK)は20日、筆頭株主のキ建虹氏から、デンマークの高級AV(オーディオ・ビジュアル)機器メーカーであるバング&オルフセン社(コペンハーゲン証取上場)の株式15.09%を買収すると発表した。バング&オルフセン製品の中国での販売代理会社も完全子会社化する計画で、総買収額は5億2263万3868HKドルに上り、すべて対価株で支払うという。

 取引完了後、耀莱集団はバング&オルフセン社の株式15.09%を保有する単独筆頭株主となり、持分法適用会社とする見通し。耀莱集団はこれまで合弁会社を通じて手がけてきたバング&オルフセン製品の代理販売による収益貢献が良好だったことから、今回の直接出資と販売会社の100%子会社化を通じてさらなる事業拡大と戦略提携の強化を目指すとしている。バング&オルフセン社の2016年5月末時点の純資産は約20億1300万HKドル、2016年5月本決算の税引き前純損失は2億8190万HKドルだった。

 対価株の割当価格は0.45HKドル。発行後、キ氏の持ち株比率は48.95%に拡大する見通しで、未保有株に対しマンダトリー・オファー(義務的公開買付)を実施することになる。公開買付の提示価格も同じく0.45HKドルで、2016年10月20日の終値0.76HKドルを40.79%下回る水準。キ氏は耀莱集団の上場維持を約束しており、予定スケジュールはあらためて開示するという。
 
【出所】香港証取サイト上の公告(2016/10/20)

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