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【10月20日の香港市場】
2016.10.20 18:16
主要指数はそろって反発。ハンセン指数は前日比0.29%高の2万3374.40ポイント、H株指数は0.46%高の9686.38ポイント、レッドチップ指数は0.33%高の3888.21ポイントだった。メインボードの売買代金は前日に比べ約2%減の536億4500万HKドル。「港股通」(上海経由の香港株投資)は2億7500万元の買い越しだった。
ニューヨーク市場は、企業業績を手がかりにダウ平均が続伸。モルガン・スタンレーの7-9月期決算が市場予想を超える大幅増益だったほか、ハリバートンが黒字転換し、こうした銘柄が堅調だった。本日の香港市場は良好な外部環境の流れを受け、主要指数が高く寄り付き、その後は上げ幅をやや縮めたものの、プラス圏での値動きに終始した。
ハンセン指数の構成銘柄では、石油株の上昇が目立った。中国石油天然気(00857.HK)が上昇率1位の2.97%高だったほか、中国海洋石油(00883.HK)が2.10%高、中国石油化工(00386.HK)が0.86%高。原油相場が大幅高となり、これを好感した買いが入った。また、ニューヨーク市場で金融株が買われたことを受け、HSBC(00005.HK)が0.90%高、AIA(01299.HK)が0.86%高。このほか本土系銀行株やマカオのカジノ株なども堅調だった。
一方、人民元安が進んだことを嫌気し、内需株の下落が目立った。百麗国際(01880.HK)が2.00%安、恒安国際(01044.HK)が1.70%安となり、下落率1~2位。通信株もそろって下げ、中国移動(00941.HK)が0.91%安、中国聯合網絡通信(香港)(00762.HK)が0.31%安。このほか本土系の不動産株や保険株などが軟調だった。
そのほかの銘柄では、李寧(02331.HK)が5.44%高。16年7-9月期の既存店売上高や17年4-6月期分の受注の増加を評価するアナリストが、目標株価を引き上げたことを好感した。中国建築国際(03311.HK)は4.57%高。16年1-9月期が前年同期比で17.5%増収だったことが材料視された。吉利汽車(00175.HK)はボルボと共同開発したSUV(スポーツ多目的車)をベルリンで発表し、これを手がかりに1.68%高だった。(中国部・千原)
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