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中国新城鎮、シンガポールでの上場廃止を計画
2016.10.18 12:14
中国新城鎮(01278.HK)は18日、同社株のシンガポール証券取引所でのセカンダリー・リスティング(副次的な上場)について、上場廃止の計画を発表した。上場維持コストや中国事業を主力としている点などを考慮し、自社株買い方式の公開買付(TOB)を通じた上場廃止を目指す。1株あたりの買取価格は0.07シンガポールドル(0.39HKドル)を予定。上場規則に基づき今回はシンガポール上場に加えて香港上場の株式もTOBの対象となることから、同社が投じる資金は最大1億7536万6876シンガポールドル(9億7735万3537HKドル)に上る見込み。手元資金や株主融資でまかなうとしている。
なお、TOBは香港上場株の株主も対象となるが、中国新城鎮は今回の上場廃止計画はシンガポールのみを対象としており、香港での上場は維持する方針を強調。香港では強制買取権もないことから、応募状況によっては香港上場株の浮動株比率が上場規則を下回った場合、すみやかに回復に向けた措置を検討するものの、同社株が売買停止となる可能性もあると説明している。
提示価格の0.07シンガポールドル(0.39HKドル)は2016年9月22日のシンガポールでの終値を18.6%、香港での終値0.340HKドルを14.7%上回る水準。上場廃止計画の発効には、株主総会での独立株主による75%以上の賛成票など複数の条件が設定されていると注意を喚起している。予定スケジュールなどはあらためて開示するという。
今回の情報開示のため、同社株は2016年9月26日に売買停止となったが、2016年10月18日に取引を再開した。
【出所】香港証取サイト上の公告(2016/10/18)
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