内藤証券

マーケット情報

お取扱商品のマーケット情報をご覧いただけます。

中国株ニュース 詳細

【10月14日の香港市場】

2016.10.14 18:11

 主要指数は反発した。ハンセン指数は前日比0.87%高の2万3233.31ポイント、H株指数は1.10%高の9601.40ポイントと、実に5営業日ぶりに上昇。レッドチップ指数は反発し、0.68%高の3858.05ポイントだった。メインボードの売買代金は前日比で約2割縮小し、概算で602億6200万HKドル。「港股通」(上海経由の香港株投資)の買越額は5億1900万元に縮小した。

 前日の米国株市場はダウ平均が下落したものの、原油相場の上昇を支えに小幅安にとどまった。ガソリン在庫の減少で反発したニューヨークWTI原油先物を追い風に、週末の香港市場は押し目買いの動きが活発化。ハンセン指数が昨日までに4日連続で下落した反動から、幅広い銘柄に値ごろ感が広がり、これが支えとなった。また、本日の人民元の基準レートが8営業日ぶりに元高で設定されたほか、9月の生産者物価指数(PPI)が上振れし、0.1%上昇と12年3月以来のプラスに転じたことも材料視された。ハンセン指数は堅調に推移し、後場の半ばからやや上げ幅を広げた。H株指数も9600ポイント台を回復している。

 混合所有制改革(民間資本の導入)を手がかりに通信大手の中国聯合網絡通信(香港)(00762.HK)が反発。2.80%高で引け、ハンセン指数構成銘柄の上昇率1位となった。原油相場の反発を支えに石油大手の中国海洋石油(00883.HK)が同3位の2.55%高。中国石油化工(00386.HK)が1.06%高、中国石油天然気(00857.HK)が0.75%高と、ほかの石油大手も連れ高した。米系投資銀行から高配当利回り銘柄として注目されたカジノ大手のサンズチャイナ(01928.HK)は2.79%高で引け、上昇率2位となった。

 また、金融セクターが概ね買い戻され、金融世界大手のHSBC(00005.HK)が1.29%高でハンセン指数の上昇に貢献。アジアで事業展開する保険大手のAIA(01299.HK)は1.16%高、香港地場銀の東亜銀行(00023.HK)が1.12%高だった。鉄鋼大手の鞍鋼(00347.HK)は1-9月期の黒字転換見通しを材料に3.73%高。馬鞍山鋼鉄(00323.HK)が1.70%高、天工国際(00826.HK)が1.08%高と、ほかの鉄鋼株も連れ高した。

 一方で住宅市場の先行き不透明感から、本土系不動産株の華潤置地(01109.HK)と中国海外発展(00688.HK)が小幅に下落。スーパー大手の聯華超市(00980.HK)は1-9月期の赤字見通しが昨日に続いて売り材料になり、1.21%安。個別では、高山企業(00616.HK)が37.00%安と急落。株主割当増資の計画を明らかにし、割当価格付近まで急落した。また、QPLインターナショナル(00243.HK)が5.33%安。株式交換を通じた公開買付(TOB)を楽亜国際(08195.HK)に提案したが、この実現可能性が疑問視されたもようだ。(中国部・畦田)

一覧へ戻る

外国株式のリスク
外国株式等は、株価(価格)の変動等により損失が生じるおそれがあります。また、為替相場の変動等により損失(為替差損)が生じるおそれがあります。上場投資信託(ETF)は連動対象となっている指数や指標等の変動等や発行体となる金融機関の信用力悪化等、上場不動産投資信託証券(REIT)は運用不動産の価格や収益力の変動等により、損失が生じるおそれがあります。
外国株式取引の手数料について
外国株式取引の手数料はお客様の取引形態により違いがあるため、投資にかかる手数料についてはこちらをご確認ください。
外国株式取引は、クーリング・オフの対象にはなりません。
中国株の株価・企業情報などについて
株価情報の提供元や表示内容、表示方法のご説明、また配当情報の注意点などを記載しています。
詳しくは中国株の株価・企業情報などについてをご覧ください。
米国株の株価・企業情報などについて
株価情報の提供元や表示内容などを記載しています。
詳しくは米国株の株価・企業情報などについてをご覧ください。