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太平洋実業、実質筆頭株主が交代へ
2016.10.06 10:17
太平洋実業（00767.HK）は5日、実質筆頭株主の蘇維標氏が保有株の大部分（現在の発行済み株数の55.00％）を中国華融資産管理（02799.HK）傘下の私募ファンドに売却することで正式契約したと発表した。1株あたりの売却価格は0.143HKドルを予定。さらに蘇氏は保有する約21億8240万HKドルの転換社債（CB）についても、少数株主の馬宏義氏に譲渡するという。馬氏はこのCBについて、優先的に同私募ファンドに売却できる権利も取得する見込み。
同社株とCBの譲渡の前に、太平洋実業は一部資産の売却などを実施する予定。一連の取引が完了した場合、同私募ファンドは新筆頭株主として同社株55.00％を保有する見込みであり、未保有株に対してマンダトリー・オファー（義務的公開買付）を実施するという。公開買付の提示価格は1株あたり0.3HKドルを予定し、2016年8月26日の終値0.58HKドルを48.28％下回る水準。同私募ファンドは太平洋実業の上場維持と当面の既存事業の継続を約束している。
今回の情報開示のため、太平洋実業の株式は2016年8月29日に売買停止となったが、2016年10月6日に取引を再開した。
【出所】香港証取サイト上の公告(2016/10/05)
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