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中国恒大、深セン特区不動産への資産注入を通じたA株上場を計画
2016.10.04 09:39
中国恒大(03333.HK)は10月3日、不動産事業の実質的なA株裏口上場の計画を明らかにした。第三者企業の深セン特区不動産(200029.SZ)、その親会社である深セン市投資控股有限公司と戦略提携で合意。中国恒大は主力の不動産事業の中核企業である恒大地産集団有限公司(恒大地産)の全出資持分を深セン特区不動産に注入し、対価として新株を取得する。これにより深セン特区不動産は恒大地産を傘下に置くほか、中国恒大はその深セン特区不動産を子会社化する計画。再編を経て、実質的に恒大地産によるA株上場が完成することになるという。
恒大地産は再編前に戦略投資家を招き入れ、約300億元を調達する見通し。中国恒大は恒大地産の業績見通しについて、2017~2019年の売上高がそれぞれ2800億元、3480億元、3800億元、純利益が243億元、308億元、337億元を上回ると予想しており、同期間の純利益額を深セン特区不動産に保証している。
一方で同計画は初期段階であり、中国恒大と深セン特区不動産などは独占交渉期間を設定し、正式契約の締結を目指すと強調。投資家に注意を喚起している。
今回の情報開示のため、中国恒大の株式は2016年10月3日14時(日本時間)に売買停止となったが、2016年10月4日に取引を再開する予定。 深セン特区不動産の株式は2016年9月14日から取引を停止している。
【出所】香港証取サイト上の公告(2016/10/03)
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