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【9月29日の中国本土市場】
2016.09.29 17:11
主要指数はいずれも上昇。上海市場は上海総合指数が前日比0.35％高の2998.48ポイント、A株指数が0.35％高の3138.65ポイントと反発した。B株指数は3日続伸し、0.76％高の353.35ポイント。深セン市場はA株指数が反発し、0.38％高の2077.15ポイント。B株指数は3日続伸し、0.25％高の1186.05ポイントだった。両市場の売買代金は前日に比べ約6％増加し、概算で3234億元。「滬股通」（香港経由の上海A株投資）は買い越しに転じ、買越額は5億8700万元だった。
10月1日からの国慶節連休を前に特段の材料もないなか、ニューヨーク市場の続伸を手がかりに、上海総合指数は小高く寄り付いた。前場の中盤で急速に上げ幅を広げ、節目の3000ポイントを抜いた。後場に入ると戻り売りに押され、下げ幅を縮小。終盤で3000ポイントを割り込み、終値での大台回復には至らなかった。上海市場は全体の5割半の銘柄が上昇した。深セン市場の上昇銘柄は全体の5割あまりだった。売買代金は前日に比べやや増加したものの、低水準にある。
石油輸出機構（OPEC）の非公式会合が減産で合意し、原油相場が急騰。これを好感し、上海A株市場でも時価総額の大きな二大石油株が反発。中国石油化工'A'（600028.SS）が1.67％高、中国石油天然気'A'（601857.SS）が0.55％高だった。石炭も国内での減産にともない価格が上昇していることから、関連銘柄が堅調。ヤン州煤業'A'（600188.SS）が4.43％高、陝西煤業【売付のみ】（601225.SS）が3.62％高だった。一方、原油高を嫌気し、航空株が軟調。中国南方航空'A'（600029.SS）が1.39％安、中国国際航空'A'（601111.SS）が1.21％安だった。
昨日は軟調だった銀行株だが、本日は買い戻された。四大国有銀行株では中国建設銀行'A'（601939.SS）が0.38％高、中国農業銀行'A'（601288.SS）が0.31％高、中国銀行'A'（601988.SS）が0.29％高、中国工商銀行'A'（601398.SS）が0.22％高だった。「深港通」（深セン・香港ストック・コネクト）が11月の中下旬にも始まるとの観測を受け、証券株が軒並み堅調だった。
上海B株市場の上昇銘柄が全体の9割半に達した。時価総額の大きな内モンゴル伊泰石炭'B'（900948.SS）が上昇率3位の2.11％高と続伸し、上海B株指数の上昇をけん引した。深センB株市場の上昇銘柄は全体の6割あまりだった。（中国部・千原）
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