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【9月28日の香港市場】
2016.09.28 18:26
主要指数はまちまち。ハンセン指数は前日比0.20%高の2万3619.65ポイント、レッドチップ指数は0.22%高の3933.01ポイントと小幅に続伸したものの、H株指数は僅かに反落し、0.27%安の9719.84ポイントだった。メインボードの売買代金は前日比で約5%減少し、概算で615億5000万HKドル。「港股通」(上海経由の香港株投資)の買越額は21億8700万元に縮小した。
米系証券大手による相場見通しの引き下げを受け、前日のニューヨークWTI原油先物が反落。また、ドイツ銀行の信用不安が引き続き意識された。これにより外部環境の不透明感は継続し、本日の香港市場は寄り付きから戻り売りに押される展開。上海市場での短期金利の上昇や株価下落が嫌気され、香港の主要指数は前場で下げ幅を広げた。もっとも、後場に入ると地合いが回復。主要指数は下げ幅を縮め、ハンセン、レッドチップの両指数は大引けにかけて上げに転じた。H株指数はプラス圏に届かなかったものの、節目の9700ポイントは守って取引を終了。香港証取のトップが数週間中にも「深港通」(深セン・香港ストック・コネクト)の開始時期を正式発表できるとの見通しを示し、これが好感された。SQ(最終決済)を明日に控えてハンセン指数の先物が堅調に推移したほか、ダウ平均の先物も上昇に転じ、地合い改善につながった。
国慶節連休を控え、レジャー関連株が堅調。マカオのカジノ大手である銀河娯楽(00027.HK)がハンセン指数構成銘柄の上昇率1位となる1.38%高だったほか、ライバルのサンズチャイナ(01928.HK)も0.75%高だった。旅行会社の香港中旅(00308.HK)が1.32%高、中国・香港各地でホテルを展開する香格里拉(亜洲)(00069.HK)が0.83%高。また、本土系通信株が堅調となり、中国聯合網絡通信(香港)(00762.HK)が1.05%高、中国移動(00941.HK)が0.89%高で、ハンセン、レッドチップの両指数の上昇を支えた。8月の業界利益が大幅増だったことが好感され、自動車セクターも概ね堅調に推移し、緑地潤東汽車(01365.HK)が4.36%高、北京汽車(01958.HK)が2.53%高、長城汽車(02333.HK)が2.42%高、吉利汽車(00175.HK)が0.85%高。
一方、今年世界最大のIPO(新規公開)となる中国郵政儲蓄銀行(01658.HK)が本日上場。ただ、初日の株価は伸び悩み、公募価格をわずかに上回る程度で引けた。内外の注目を集めたIPOの初日のパフォーマンスが振るわなかったことが影響し、同業の本土系銀行株が低迷。天津銀行(01578.HK)が2.62%安、中国光大銀行(06818.HK)が1.34%安、招商銀行(03968.HK)が1.01%安だった。また、中国での不動産引き締め強化が嫌気され、広州富力地産(02777.HK)が3.68%安、緑城中国(03900.HK)が2.68%安など、大手デベロッパーが軟調だった。(中国部・畦田)
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