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【9月27日の中国本土市場】
2016.09.27 17:05
主要指数はいずれも3日ぶりに反発した。上海市場は上海総合指数が前日比0.59%高の2998.17ポイント、A株指数が0.59%高の3138.47ポイント、B株指数が0.36%高の349.36ポイント。深セン市場はA株指数が0.74%高の2072.30ポイント、B株指数が0.09%高の1179.50ポイント。両市場の売買代金は前日に比べ約18%減少し、概算で3504億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は本日も売り越しとなり、売越額は2億2200万元だった。
10月1日からの国慶節連休を前に、本土市場は商いが閑散となり、方向感を欠いた。前場の上海総合指数は前日終値を挟んで一進一退。後場寄りからは概ねマイナス圏で推移し、中盤で本日の安値を付けたところで状況が一変。終盤で一気に上げに転じ、本日の高値付近で引けた。上海市場の上昇銘柄は全体の7割あまりに上った。深セン市場は全体の7割近くの銘柄が上昇した。売買代金は前日に比べ大幅に減少。国慶節連休を前に海外投資家も持ち高調整に入ったもようで、「滬股通」は本日も売り越しとなった。
連休を前に資金需要が高まっているものの、中国人民銀行(中央銀行)は売りオペの規模を縮小し、市中銀行から1000億元近くの資金を吸収。SHIBOR(上海銀行間貸出金利)は本日も上昇した。本日発表された8月の工業企業の利益は前年同月比で19.5%増となり、過去3年で最高の水準。ただ、伸び率の高さは前年8月の数値が低すぎたことが原因であり、国家統計局の関係者も慎重な姿勢を示している。一方、海外では原油減産への期待が再燃し、原油価格が上昇。米国大統領候補者によるテレビ討論会が開かれ、ヒラリー・クリントン氏が優勢と伝わり、安心感が広がった。
上海A株市場では主力の銀行株、石油株が堅調。保険株はまちまちだった。足元で住宅価格が上昇していることから、不動産株が大幅高。華遠地産(600743.SS)、万通地産【売付のみ】(600246.SS)がストップ高だったほか、信達地産(600657.SS)が6.07%高、緑地HD(600606.SS)が5.77%高だった。個別の材料があった銘柄では、上海中技投資(600634.SS)がストップ高。コンクリート事業の売却と英国のゲーム開発会社買収を柱とした再編計画が上海証券取引所に承認され、約3カ月ぶりに売買を再開し、買いが集まった。
上海B株市場の上昇銘柄は全体の8割に達した。深センB株市場は全体の7割近くの銘柄が上昇したが、大型株の一角が重荷となり、深センB株指数の上昇率は小さかった。(中国部・千原)
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