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【9月26日の中国本土市場】
2016.09.26 18:16
主要指数はいずれも続落した。上海市場は大幅に続落し、上海総合指数が前営業日比1.76%安の2980.42ポイント、A株指数が1.76%安の3119.87ポイント、B株指数が1.49%安の348.08ポイント。深セン市場はA株指数が2.07%安の2056.91ポイント、B株指数が0.96%安の1178.40ポイントだった。両市場の売買代金(速報値)は先週末比で約7%増加し、概算で4252億元。一方で「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は3億3100万元の売り越しに転じた。
週明けの本土市場は投資家心理が大きく悪化し、2500以上の銘柄が下落。上海総合指数は前場から軟調だったが、節目の3000ポイントは維持した。だが、後場の中盤から急速に下げ幅を広げると、約7週間ぶりに大台を割り込んで安値引けした。石油輸出国機構(OPEC)会合での減産合意の可能性が大幅に低下し、先週末の原油相場が急反落するなど、外部環境が悪化。さらに証券当局が先週末に銀行を含む計12社のIPO(新規公開)を承認したことで、投資家は需給悪化を警戒。国慶節連休を前にした様子見ムードから新規マネー流入の期待感が低下するなか、投資マネーの不動産市場や香港H株市場へのシフトが意識され、資金の逼迫感が全体のろうばい売りへとつながった。
原油相場の急落を受け、中国石化上海石油化工'A'(600688.SS)が2.87%安、中国石油天然気'A'(601857.SS)が1.10%安、中国石油化工'A'(600028.SS)が1.03%安など、石油株が下落。資源セクター全般が連れ安し、特に中金ゴールド(600489.SS)が3.89%安、雲南馳宏(600497.SS)が3.76%安、南山アルミ(600219.SS)が3.32%安、海南砿業(601969.SS)が0.96%安など、非鉄セクターの下げが目立った。このほか、航空宇宙、造船、IT関連、レジャー、酒造株なども売り込まれた。一方で中央政府が一定の増産を認めたと伝わり、石炭セクターの一角が堅調だった。鄭州煤電【売付のみ】(600121.SS)が3.40%高、大同煤業(601001.SS)が1.20%高。化学セクターの一部も物色され、濱化グループ(601678.SS)が4.84%高、唐山三友化工(600409.SS)が2.20%高だった。
B株市場はほぼ全面安の様相。上海B株は上海錦江国際トラベル(900929.SS)が唯一値上がりしたが、上昇率は0.07%高だった。産業パーク開発を担う上海臨港(900928.SS)が急落し、下落率1位の5.33%安。IT銘柄の雲賽智聯(900901.SS)は情報開示義務違反で証券当局から処分を受けたことで、2.66%安に沈んだ。深センB株でも値上がりは3銘柄に限られた。製紙大手の山東晨鳴紙業'B'(200488.SZ)が下落率2位の3.96%安となり、指数の足を引っ張った。(中国部・畦田)
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