中国株ニュース 詳細
【9月23日の香港市場】
2016.09.23 18:23
主要指数はそろって下落。ハンセン指数は前日比0.30％安の2万3686.48ポイント、レッドチップ指数は0.07％安の3973.70ポイントと、いずれも3日ぶりに小反落。H株指数は6日ぶりに反落し、0.98％安の9796.01ポイントだった。メインボードの売買代金は前日に比べ約17％減少し、概算で720億1900万HKドル。「港股通」（上海経由の香港株投資）は買い越しに転じ、買越額は4億9400万元だった。
ニューヨーク市場はダウ平均が3日続伸。米国の利上げのペースが緩やかになるとの見通しが、買い安心感につながったもようだ。外部環境は安定的だが、本日の香港市場は本土系銘柄が重荷となり、ハンセン指数とH株指数が前日終値を挟んで一進一退となった。昨日は「港股通」が8月1日以来の売り越しとなり、本土投資家の利益確定売りが意識された。これを受け、「港股通」による本土マネーが物色していた本土系銀行株などが軟調だった。H株指数は前場の中盤から概ねマイナス圏で推移。レッドチップ指数も後場からは前日終値を挟んで一進一退だった。後場の終盤に入ると、ダウ平均先物が下げたことを嫌気し、香港の主要指数も一段安となった。
ハンセン指数の構成銘柄では、本土系金融株の下げが目立った。銀行株では中国工商銀行（01398.HK）が下落率1位の2.98％安、中国銀行（03988.HK）が同3位の1.65％安。保険株では中国人寿保険（02628.HK）が1.64％安、平安保険（02318.HK）が1.54％安だった。本土マネーが物色していたHSBC（00005.HK）も売られ、0.85％安。マカオのカジノ株もそろって下げ、銀河娯楽（00027.HK）が0.91％安、サンズチャイナ（01928.HK）が0.89％安だった。
一方、中国聯合網絡通信（香港）（00762.HK）が上昇率1位の4.29％高。今下期からの業績回復や来年から基地局会社の利益貢献を予想するアナリストが投資判断と目標株価を引き上げ、これを好感した。上昇率2位は長江基建集団（01038.HK）の1.98％高。英国の送電会社が経営する天然ガス事業の株式買収に向けた動きが報じられ、これが材料視された。テンセント（00700.HK）は上昇率3位の1.67％高で取引を終了し、上場来高値を更新した。このほかでは本土系石油株などが堅調だった。
そのほかの銘柄では、第一徳勝（00918.HK）が30.55％高。筆頭株主の交代が材料視された。興発アルミ（00098.HK）は非公開化（上場廃止）の計画を受けて17.50％高。丹楓控股（00271.HK）は天安中国投資（00028.HK）が筆頭株主となることを好感し、11.29％高だった。理文造紙（02314.HK）は1.14％高。製品の値上げによる業績押し上げ効果を予想するアナリストが、目標株価を引き上げたことが材料視された。（中国部・千原）
- 外国株式のリスク
- 外国株式等は、株価（価格）の変動等により損失が生じるおそれがあります。また、為替相場の変動等により損失（為替差損）が生じるおそれがあります。上場投資信託（ETF）は連動対象となっている指数や指標等の変動等や発行体となる金融機関の信用力悪化等、上場不動産投資信託証券（REIT）は運用不動産の価格や収益力の変動等により、損失が生じるおそれがあります。
- 外国株式取引の手数料について
-
外国株式取引の手数料はお客様の取引形態により違いがあるため、投資にかかる手数料についてはこちらをご確認ください。
外国株式取引は、クーリング・オフの対象にはなりません。
- 中国株の株価・企業情報などについて
- 株価情報の提供元や表示内容、表示方法のご説明、また配当情報の注意点などを記載しています。
詳しくは中国株の株価･企業情報などについてをご覧ください。
- 米国株の株価・企業情報などについて
- 株価情報の提供元や表示内容などを記載しています。
詳しくは米国株の株価･企業情報などについてをご覧ください。
-
ニュース
-
決算・上場スケジュール
-
STOCKVOICEオンデマンド放送
-
便利なツール・サービス
-
ゼロから始める中国株入門
