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【9月23日の中国本土市場】

2016.09.23 17:56

 主要指数は3日ぶりに小反落した。上海市場は上海総合指数が前日比0.27%安の3033.89ポイント、A株指数が0.27%安の3175.87ポイント、B株指数は0.45%安の353.35ポイント。深セン市場はA株指数が0.49%安の2100.43ポイント、B株指数が0.36%安の1189.90ポイントだった。両市場の売買代金は前日比で約5%減少し、概算で3959億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は6億300万元の買い越しだった。

 週末の本土市場は神経質な地合いに終始。上海総合指数は前場の半ばからマイナス圏での小動きが続いた。両市場全体で6割弱の銘柄が値下がり。5日平均の売買代金が3640億元と14年11月以来の低水準まで落ち込むなど、足元の薄商いが投資家心理を一段と重くした。中国人民銀行(中央銀行)による連日の資金供給が支援材料になったものの、国慶節連休を前にした換金売り圧力がやや優勢だった。

 化学・素材セクターに調整圧力が強まり、君正集団(601216.SS)が5.92%安、方大炭素(600516.SS)が3.99%安、濱化グループ(601678.SS)が3.66%安。非鉄セクターが低迷し、雲南馳宏(600497.SS)が4.94%安、広晟有色金属【売付のみ】(600259.SS)が3.42%安、西部黄金(601069.SS)が3.11%安、廈門タングステン(600549.SS)が2.08%安に沈んだ。足元の住宅高騰でバブルへの懸念が強まり、不動産セクターが軟調。金地グループ(600383.SS)が3.60%安、華麗家族(600503.SS)が2.98%安、上海陸家嘴金融貿易区開発'A'(600663.SS)が2.68%安、緑地HD(600606.SS)が2.60%安、保利房地産(600048.SS)が2.60%安だった。

 一方で同じ不動産株でも九鼎投資(600053.SS)は逆行高。筆頭株主による買い増しが好感され、ストップ高で引けた。ビッグデータに関する国際フォーラムが近く北京で開催されることを受け、IT関連株の一角が上昇。宏図ハイテク(600122.SS)が7.79%高、ベストトンHD(600640.SS)が5.93%高、国睿科技(600562.SS)が5.16%高と買われた。また、官民パートナーシップ(PPP)モデルプロジェクトの第3弾リストがまもなく発表されるとの観測から、インフラ建設関連の銘柄も堅調。葛洲ハ(600068.SS)が2.79%高で引けた。

 B株市場はA株に連れ安。特に上海B株がさえず、40銘柄以上が下落した。上海普天郵通科技(900930.SS)が4.19%安、黄石東貝電器(900956.SS)が3.34%安で、下落率1~2位。一方で大型石炭株の内モンゴル伊泰石炭'B'(900948.SS)が1.90%高と堅調で、指数の下げ幅を縮めた。深センB株では大型株がさえず、長安汽車(200625.SZ)が2.25%安、山東晨鳴紙業'B'(200488.SZ)が1.11%安。方大集団(200055.SZ)は好業績見通しを明らかにしたが、材料視されずに0.82%安に沈んだ。(中国部・畦田)

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