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【9月20日の中国本土市場】
2016.09.20 17:21
主要指数は小幅に反落した。上海市場は上海総合指数が前日比0.10%安の3022.99ポイント、A株指数が0.10%安の3164.43ポイント、B株指数は0.11%安の352.95ポイントだった。深セン市場はA株指数が0.06%安の2092.02ポイント、B株指数が0.13%安の1182.63ポイントだった。両市場の売買代金は前日比で約3%増加し、概算で3561億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は6億5900万元の売り越しだった。
本土市場は約5割の銘柄が下落。神経質な地合いに終始した。上海総合指数は3000ポイントの大台を下値に小安くもみ合い、そのまま大引け。日米の金融政策決定会合を控えて様子見ムードが広がった。また、国際決済銀行(BIS)が中国銀行界のクレジットリスクの可能性に言及。足元の信用買い残高の減少や、政府系マネーによる買い支えの減少なども意識され、全般的にさえない相場となった。
中船防務'A'(600685.SS)が1.89%安、中航直昇機(600038.SS)が1.25%安、航天時代電子(600879.SS)が1.22%安、船舶重工(601989.SS)が1.10%安など、軍需関連株が低迷。中秋節連休の終了を受け、レジャー関連株の一角が軟調推移し、中青旅(600138.SS)が2.44%安、上海錦江国際酒店発展'A'(600754.SS)が1.88%安、北京首旅ホテル【売付のみ】(600258.SS)が1.29%安。また、8月の主要都市の住宅価格上昇率が加速したことが影響し、引き締め強化への警戒感から一部のデベロッパーが軟調。上海大名城'A'(600094.SS)が2.01%安、上海金橋輸出加工区開発'A'(600639.SS)が1.39%安、上海外高橋集団'A'(600648.SS)が1.12%安、上海陸家嘴金融貿易区開発'A'(600663.SS)が1.00%安など、特に上海地場系の不動産株がさえなかった。
一方で中国政府が官民パートナーシップ(PPP)プロジェクト候補の第三弾を近く発表すると伝わり、PPP関連の銘柄が堅調。PPP事業に強いデベロッパーの華夏幸福基業(600340.SS)が4.32%高、北京首都開発(600376.SS)が1.93%高、北京城建投資(600266.SS)が1.70%高、南京高科(600064.SS)が1.36%高だった。
B株市場もA株に連れ安し、値下がり銘柄の方が多かった。上海B株では資源株のオルドスリソーシズ(900936.SS)が1.53%安で下落率1位。産業パーク開発の上海臨港(900928.SS)は売却条件付き流通株の流通化による需給悪化が意識され、0.48%安だった。深センB株でも主力株は全般的にさえない。一方で深セン市の国有企業改革への期待感から、深セン深宝実業(200019.SZ)が上昇率1位の3.99%高となった。(中国部・畦田)
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