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【9月7日の香港市場】

2016.09.07 18:21

 主要指数はまちまち。ハンセン指数は5日ぶりに小反落し、前日比0.19%安の2万3741.81ポイント。H株指数は5日続伸し、0.31%高の9970.19ポイント。レッドチップ指数は4日ぶりに反落し、0.39%安の4033.39ポイント。メインボードの売買代金は前日に比べ約5%増加し、概算で796億3300万HKドル。「港股通」(上海経由の香港株投資)は46億7200万元の買い越しだった。

 連休明けのニューヨーク市場は、9月の利上げをめぐる警戒感が後退したことを背景に、ダウ平均が3日続伸。原油相場の上昇なども追い風となった。外部環境は良好だったものの、香港市場は昨日まで上げ幅を積み重ねていたことから高値警戒感が強く、利益確定売りに押される展開となった。こうしたなか時価総額の大きな本土系保険株が軒並み高となり、H株指数は総じて堅調に推移。ハンセン指数は前場こそ本土系保険株に支えられ、前場の終盤まで前日終値を挟んで一進一退だったが、その後は概ね小幅安での値動きとなった。レッドチップ指数も朝方から売られ、マイナス圏での値動きに終始した。

 ハンセン指数の構成銘柄では、本土系保険株が買われ、中国人寿保険(02628.HK)が上昇率1位の4.08%高だったほか、平安保険(02318.HK)が同4位の1.06%高。生命保険業をめぐる新たな規則を中国保険監督管理委員会が発表。ユニバーサル保険の利回り保証や払込期間の短い保険などに対する規制を強化する内容で、これが業界全体の発展や上場保険会社に有利と評価するアナリストの見方が相次ぎ、買い材料となった。

 8月のISM非製造業景況感指数が市場予想を大きく下回ったことを受け、米国の利上げ観測が一段と後退。これを受けて香港からのマネー流出の懸念も和らぎ、香港地場系銘柄の一角が買い戻された。また、原油相場の上昇を好感し、中国海洋石油(00883.HK)が0.20%高。マカオのカジノ株もそろって上昇し、銀河娯楽(00027.HK)が0.73%高、サンズチャイナ(01928.HK)が0.30%高だった。

 一方、時価総額の2兆HKドル超えが昨日の大きな話題となったテンセント(00700.HK)だが、本日は利益確定売りに押され、0.83%安だった。昨日の上昇率1位だった招商局港口(00144.HK)も反落し、本日は下落率4位の1.50%安。時価総額の大きなHSBC(00005.HK)も1.41%安と売られ、ハンセン指数の重荷となった。

 そのほかの銘柄では、国美電器控股(00493.HK)が7.07%高。収益力が回復に向かうと予想するアナリストが、投資判断と目標株価を大幅に引き上げたことを好感した。波司登(03998.HK)は4.22%高。債務の株式化を通じ、伊藤忠商事との関係が強化されることが材料視された。(中国部・千原)

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