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【9月6日の香港市場】
2016.09.06 18:07
主要指数はいずれも上昇。ハンセン指数は前日比0.58%高の2万3787.68ポイント、H株指数は1.09%高の9938.39ポイントと、そろって4日続伸。レッドチップ指数は3日続伸し、0.96%高の4049.35ポイントだった。メインボードの売買代金は前日に比べ約2%減少し、概算で756億1700万HKドル。「港股通」(上海経由の香港株投資)は50億3500万元の買い越しだった。
米国がレーバー・デーの祝日だったことで、前日のニューヨーク市場は休場。こうしたなかダウ平均先物が堅調だったことから、本日の香港市場は主要指数が小高く寄り付いた。朝方は上海市場の動きを嫌気し、香港の主要指数もマイナス圏に沈んだが、すぐに上げに転じた。上げ幅を広げて前場を終了し、後場も安定的に推移した。
本土マネーが「港股通」を通じて香港株を大幅に買い越しており、香港メディアも注目。ハンセン指数の構成銘柄では、本土マネーが物色しそうな銘柄の上昇が目立った。うち香港市場でしか買えない本土での知名度が高い銘柄では、招商局港口(00144.HK)が2.86%高、蒙牛乳業(02319.HK)が2.35%高となり、上昇率1~2位に並んだ。テンセント(00700.HK)は上昇率3位の2.28%高となり、時価総額が2兆HKドルを超えたことが大きく報道された。
時価総額の大きな本土系の金融株も堅調で、中国工商銀行(01398.HK)が1.40%高、中国銀行(03988.HK)が1.36%高、中国建設銀行(00939.HK)が1.33%高。本土マネーが本土系金融株を活発に投資していることが「港股通」の統計で明らかになっており、これが手がかりとなった。
そのほかの銘柄では、台泥国際(01136.HK)が26.66%高。直近の株価を大幅に上回る価格で大株主が大規模な買い増しを実施したことが判明し、これが材料視された。また、自動車株が総じて堅調。8月の販売統計を好感し、長城汽車(02333.HK)が4.84%高、吉利汽車(00175.HK)が3.88%高、東風汽車集団(00489.HK)が3.67%高だった。一方、MGMチャイナ(02282.HK)は1.71%安。競合するカジノホテルが相次いで開業し、シェアが縮小すると予想するレポートが売り材料となった。(中国部・千原)
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