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【9月6日の中国本土市場】
2016.09.06 17:38
主要指数は続伸。上海市場は上海総合指数が前日比0.60％高の3090.71ポイント、A株指数が0.60％高の3235.50ポイントと3日続伸したほか、B株指数は続伸し、0.63％高の355.64ポイントだった。深セン市場でもA株指数が続伸し、1.49％高の2142.53ポイント。また、B株指数は3日続伸し、0.89％高の1187.47ポイントとなった。両市場の売買代金は前日比で3割近くも増加し、概算で5325億元と8営業日ぶりに5000億元を超えた。「滬股通」（香港経由の上海A株投資）の買越額は12億500万元だった。
人民元安やG20杭州サミット閉幕にともなう材料出尽くしなどを受け、前場の上海総合指数は軟調に推移。それでもかろうじてプラスに乗せて前引けすると、後場は地合いが好転し、3100ポイント回復を視野に入れるかたちで大引けした。RQFII（人民元適格海外機関投資家）の規制緩和に加え、年初来高値を続ける香港株の動向などが個人投資家のマインド改善に寄与した。
両市場全体では2500近い銘柄が上昇。環境保護関連の銘柄が動意付き、偉明環保（603568.SS）がストップ高、竜浄環保（600388.SS）が7.72％高、菲達環保（600526.SS）が5.79％高、遠達環保（600292.SS）が5.21％高、瀚藍環境（600323.SS）が4.24％高だった。官民パートナーシップ（PPP）方式の公共事業の拡大が昨日に続いて織り込まれ、水利インフラの建設大手である安徽水利（600502.SS）がストップ高、葛洲ハ（600068.SS）が3.99％高。深セン市がエコ自動車普及に向けた新たな補助金制度を導入したことで、自動車セクターが堅調。江淮汽車（600418.SS）が7.77％高、国機汽車（600335.SS）が4.85％高、均勝電子（600699.SS）が2.53％高、長城汽車'A'（601633.SS）が1.92％高。
一方で中国人民銀行（中央銀行）が足元で資金吸収を続けていることが嫌気され、銀行セクターが下落。中国工商銀行'A'（601398.SS）が1.54％安、招商銀行'A'（600036.SS）が1.28％安、交通銀行'A'（601328.SS）が1.03％安などさえず、上海総合指数の足を引っ張った。
B株市場はA株に連れ高し、幅広い銘柄が上昇した。上海B株ではリゾート会社の海航創新（上海）（900955.SS）が2.95％高。取締役会決議をめぐる裁判の2審で逆転勝訴したことが好感され、上昇率1位となった。深センB株では時計メーカーの深セン飛亜達（200026.SZ）が後場で買い進まれ、上昇率1位の5.18％高となった。（中国部・畦田）
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