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【9月5日の香港市場】
2016.09.05 18:08
主要指数はいずれも上昇。ハンセン指数は前営業日比1.64％高の2万3649.55ポイント、H株指数は1.48％高の9830.57ポイントと、そろって3日続伸。レッドチップ指数は続伸し、1.86％高の4010.54ポイントだった。メインボードの売買代金は先週末に比べ約5％減少し、概算で769億2000万HKドル。「港股通」（上海経由の香港株投資）は39億700万元の買い越しだった。
先週末のニューヨーク市場は、ダウ平均が続伸。8月の米雇用統計で非農業部門の雇用者数が市場予想を下回ったことで、9月の追加利上げへの警戒感が後退し、買い安心感が広がった。外国為替市場では香港ドル高や人民元高が進んだ。こうした流れを受け、本日の香港市場は主要指数が高く寄り付き、その後も安定的に推移。ダウ平均先物が堅調だったことなどが追い風となった。
ハンセン指数の構成銘柄では、米国の利上げが遠のいたとの見方を背景に、香港系不動産株が堅調。なかでも16年6月本決算の発表が近づいている新鴻基地産（00016.HK）は、ポジティブサプライズを期待するレポートをアナリストが発表したこともあり、上昇率1位の4.64％高。このほか信和置業（00083.HK）が3.64％高、新世界発展（00017.HK）が2.86％高、恒基地産（00012.HK）が2.49％高だった。
テンセント（00700.HK）はオンライン決済事業の成長性を評価するレポートが発表されたことを手がかりに、上昇率2位の4.16％高。サンズチャイナ（01928.HK）は2.32％高。カジノホテル「ザ・パリジャン・マカオ」が今月13日に開業すると発表し、これが材料視された。マカオ当局が許可したカジノテーブルは150卓という。一方、本日からハンセン指数構成銘柄に採用された瑞声科技（02018.HK）は前日比変わらずで引けた。
そのほかの銘柄では、ハンセン指数の構成銘柄から除外された康師傅（00322.HK）が6.28％高。また、H株指数から除外された中国建材（03323.HK）が3.44％高だった。（中国部・千原）
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