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【9月2日の香港市場】
2016.09.02 18:09
主要指数は小幅に上昇した。ハンセン指数が前日比0.45％高の2万3266.70ポイント、H株指数が0.84％高の9686.88ポイントと続伸したほか、レッドチップ指数も3営業日ぶりに反発し、0.83％高の3936.99ポイント。メインボードの売買代金は前日比で約1割増加し、概算で806億6700万HKドル。また、「港股通」（上海経由の香港株投資）を通じた買いは引き続き活発で、買越額は47億7000万元に拡大した。
週末の香港市場は概ね堅調な地合いとなった。「深港通」（深セン・香港ストック・コネクト）の11月中旬のスタートを織り込み、引き続き「港股通」を通じた本土投資家による買いが目立った。前日発表されたCFPL中国製造業PMIの上振れも好材料視されたほか、G20杭州サミットを前に中国政府が自由貿易区の新設を含む対外開放的な政策を発表したことも好感された。主要指数は堅調に推移し、ハンセン指数は2万3000ポイントを固めて大引け。H株指数は比較的強く、ザラ場では9700ポイントを抜く場面もみられた。一方で米国の9月利上げへの警戒感が強いほか、本日夜の米雇用統計の発表を前に様子見ムードも続き、一部で上値の重さにつながった。
引き続き不動産引き締め策への警戒感が後退しており、本土系不動産株が堅調。上置集団（01207.HK）が14.00％高、融信中国（03301.HK）が7.97％高、広州富力地産（02777.HK）が2.11％高だったほか、中国海外発展（00688.HK）が2.91％高、華潤置地（01109.HK）が2.05％高と上昇してハンセン指数構成銘柄の上昇率2位と5位を占めた。金相場の反発を手がかりに、中国黄金国際（02099.HK）が7.57％高、招金砿業（01818.HK）が3.96％高など、金鉱株が上昇。光ファイバー関連の銘柄が動意付き、成都普天電纜（01202.HK）が16.36％高、長飛光繊光纜（06869.HK）が14.54％高、中国光繊（03777.HK）が5.00％高。また、精密部品メーカーの上海集優機械（02345.HK）が6.20％高と好調だった。兄弟会社である上海電気（02727.HK）の傘下に入ることが明らかとなり、これが刺激材料になった。
一方で今週買われていたマカオのカジノ株に戻り売りがみられ、銀河娯楽（00027.HK）が0.91％安、サンズチャイナ（01928.HK）が0.61％安。新エネ・再エネ関連の銘柄がさえず、国電科技環保（01296.HK）が7.27％安、華電福新能源（00816.HK）が3.03％安、華能新能源（00958.HK）が2.46％安。消費関連も軟調な銘柄が目立ち、蒙牛乳業（02319.HK）が1.55％安、百麗国際（01880.HK）が1.50％安で、ハンセン指数構成銘柄の下落率1～2位に沈んだ。（中国部・畦田）
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