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【9月2日の中国本土市場】
2016.09.02 17:40
主要指数はまちまち。上海市場は上海総合指数が前日比0.13%高の3067.35ポイント、A株指数が0.13%高の3211.04ポイントと、小幅に反発。B株指数は小幅に続落し、0.01%安の353.17ポイントだった。深セン市場はA株指数が続落し、0.40%安の2101.82ポイント。B株指数は反発し、0.39%高の1167.75ポイントだった。両市場の売買代金は前日に比べ約5%減少し、概算で4309億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は4800万元の買い越しだった。
上海総合指数は方向感を欠いた展開。小安く寄り付くと、前場は前日終値を挟んで一進一退。後場に入ると下げ幅をやや広げ、中盤で本日の安値を付けたが、終盤で上げに転じた。上海市場は下落銘柄の方が多かったものの、大型株に支えられ、上海総合指数はわずかに上昇した。深セン市場は全体の5割半ほどの銘柄が下落した。
米雇用統計の発表が迫るなか、中国では4~5日に浙江省杭州市で20カ国・地域(G20)首脳会議が開かれる予定。これに先立ち国際通貨基金(IMF)はG20の構造改革が遅れていることを指摘し、2018年までに国内総生産(GDP)を2%底上げする目標が達成できないという懸念を示した。こうしたなかでG20首脳会議が開かれることから、本日の本土市場は様子見ムードが強かった。
上海A株市場は主力の銀行株や石油株こそまちまちだったが、保険株や証券株が全体的に堅調。非鉄金属、石炭、家電などの銘柄もしっかり。こうしたなか君正集団(601216.SS)が後場で急騰し、ストップ高で終了。上海市政府系銘柄の上昇も目立ち、上海市天宸【売付のみ】(600620.SS)がストップ高だった。
上海B株指数は全体の5割の銘柄が下落した。深センB株市場は下落した銘柄の方がわずかに多かったが、時価総額の大きな自動車株が続伸し、深センB株指数は上昇した。長安汽車(200625.SZ)が2.60%高、江鈴自動車(200550.SZ)が2.25%高となり、上昇率1~2位に並んだ。(中国部・千原)
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